WCS2019・ウルトラルールはどのポケモンを使えばいいのか?初心者にもおすすめな構築とは
ポケモンジャパンチャンピオンシップス2019(PJCS2019)ゲーム部門の権利を賭けた予選が、早くも今日開催である。
しかしながら、難解なルールだと尻込みしてしまい、大会に出るのを躊躇してる人もいるかも――。 そんな初心者でも、組みやすい構築を考察してみた。
まあこんなギリギリでは、大会にPT作りも間に合わないだろうから、気軽にウルトラルールを楽しんでほしいけどね。
↓サンシリーズの時の記事
サンシリーズの時のように、このルールを簡単に表すならば、グラードン&ゼルネアスのコンビを軸に組めばいい。既に3年前から完成された隙のない並びだ。
特にゼルネアスは、2015年の世界チャンピオン・ビエラ氏も、「初心者にもおすすめの神ポケモン」と推奨している。
参照:【対策出来るもんならしてみろ】†最強に相応しい伝説ポケモン†【ポケモンWCS・ウルトラルール】 - YouTube
もう一人の世界王者・バルドル氏も「どのルールでも共通して強い」と。
2人の王者からお墨付きを頂いているポケモンだ。
次に有力なのがカイオーガ&レックウザのコンビだ。
これから詳しく説明しよう。
他にもネクロズマ+グラードンかカイオーガという構築もあるが、正直ウルトラネクロズマは全然初心者向けじゃないので、今回は割愛する。
イベルタルやルナアーラを入れた構築も同様だ。
グラゼルネ、オーガレック、それぞれの特徴。PT構築
グラゼルネ(グラードン&ゼルネアス)
これで決まりだ!グラゼルネPT例
ポット1:グラードン@べにいろのたま
ポット2:ゼルネアス@パワフルハーブ
ポット3:メガシンカ枠@メガストーン
ポット4:カプ神枠
ポット5:ガオガエン
ポット6:自由枠
まずはグラードン&ゼルネアスのコンビから紹介しよう。
ゼルネアスの「ジオコントロール」とパワフルハーブのコンボでCDS2段階能力アップを狙う戦略は、ウルトラルールでも有効だ。
さらにゲンシグラードンは合計種族値770で安定感抜群。
A180にC150と以上な火力を持ち、物理でも特殊でも強力だ。
敵ゼルネアスにはタイプ相性で有利、ゲンシカイオーガにも天候さえ取ってしまえば何もさせないという強さがある。
ゼルネアスが苦手な鋼や毒にゲンシグラードンが強いことで非常に相性補完も良い。2016年に猛威を振るった並びが今年も暴れそうだ。
メガシンカ枠はグラードンとレックウザに有利で「おいかぜ」が使えるメガボーマンダか、特性かげふみが強力なメガゲンガー、弱体化したとはいえ強力な「ねこだまし」を撃てるメガガルーラが有力。
あと特性いかくで「ねこだまし」「とんぼがえり」「バークアウト」のサポートに便利なガオガエンも、とりあえず入れてみよう。
オーガレック(カイオーガ&レックウザ)
これで決まりだ!オーガレック構築例
ポット1:カイオーガ@あいいろのたま
ポット2:レックウザ
ポット3:カプ神枠
ポット4:ガオガエン
ポット5:鋼・毒枠(ゼルネアス対策など)
ポット6:自由枠
このルールではゲンシグラードンのためにカイオーガが自由に動けず、サン&ムーンシリーズのように「しおふき」をぶっ放せば勝てる、という風にはいかない。
そこでメガレックウザとの並びで、天候を無効にしてゲンシカイオーガの「しおふき」などでぶっ飛ばすというのがコンセプト。
もちろんメガレックウザも添え物ではなく、「種族値780族のメガシンカ枠なのに持ち物が自由」という狂気の性能を活かすことが目的となる。
A150からの一致120技「ガリョウテンセイ」なんて、強いに決まっておろう。
とはいえ、ゼルネアスによりメガレックウザが突破されてしまったら非常に厳しくなる。故にメガレックウザの持ち物は敵ゼルネアスを意識したものになる。
きあいのタスキか、こだわりハチマキかというところだ。
メガレックウザを使うことで一般ポケモンのメガシンカ枠が入れづらいのは難点だ。
その点、オーガレックはグラゼルネよりも少し不自由で、動かしづらい構築とも言える。
また、この構築の場合、相手のゼルネアスをどう始末するかが問題になってくる。強引にレックウザで倒すのか「おいかぜ」や「ねこだまし」のサポートを受けつつカイオーガで倒すのか。
ドータクンやナットレイ、トゲデマルにツンデツンデにカミツルギなど、いくつか選択肢があるが、対ゼルネアスの鋼タイプのポケモンは少なくとも1体は欲しい。
毒タイプなら「おいかぜ」が使え、「ちょうはつ」「くろいきり」とゼルネアス対策万全のクロバットが有力。