先日、FIFA18のオンラインプレイやっていて気づいたことがあった。
このゲームは、恐ろしくプレイヤーのプレイ記録が残らないのである。
試合後の対戦リザルト画面では、どちらが何点取ったなんて当たり前の情報はもちろん、どの選手が何本パスを出して何本成功したかか、お互いにシュート数はどうだったかなんてのも正確に分かる。
それなのに、プレイヤーの累計の成績は分からない。せいぜい勝利・引き分け・敗北数と、直近のスコアだけだ。
このゲームは戦績表がない。貴方はこれまでに累計何本パスをつなぎ、1試合平均ではこれだけのパスをつなぎました。あるいはこれだけのシュート・枠内シュートを打ちました。
こういったものが一切ないのだ。それがFIFA18における非常に残念な点だ。
私がwiiイレをプレイしていたころは、ボール保持率やパス本数やシュート数が細かく出てたというのに……。
誤解しないで欲しいのだが、私はFIFA18が好きだ。現存する世界で最も楽しいサッカーゲームであると思う。
だからこそ、試合後にあんなに細かくデータを載せるなら、それらを戦績表として長く残しておいてほしいものだ。
記録をつけることはとても重要だ。何故なら、今後の改善点がうっすらと見えてくるからである。ゲームを長期間プレイするモチベーションにもなる。
しかし自分で記録をつけ続けることはとてもめんどくさい。YouTubeに動画を挙げるにしても、表計算ソフトなどで記録を管理するにしてもだ。
FPSやTPSでは詳細なデータを残してくれるゲームが多い。
例えばオーバーウォッチでは、非常に詳細な戦績を見せてくれる。これは素晴らしい。
各キャラをどれくらい使い、そのキャラでどれくらい勝ち、キルデスはどれくらい、貢献度はどれくらいなんて教えてくれる。
スプラトゥーン2でも、オーバーウォッチには及ばないものの記録を取るサービス「イカリング2」がある。
ゲーム本体に記録が長期間残らないのが欠点だが、先ほどの戦いで使っていたブキはどうだったとか、キルデスや味方・敵のブキやギア構成はどうだったなんてのを教えてくれる。
また将棋アプリの将棋ウォーズでは、これまでにどの戦法を何回指して何勝したか?なんてことも教えてくれる。またその戦法における棋譜(リプレイ)を見ることもできる。
たまに2,3年前くらいの自分の棋譜が残っていて、それを見ると何とも下手だったことに気がつく。
それだけ長期間にリプレイを残してくれる親切なゲームは稀だ。情報量が少なく済むからだとはいえ、データ・戦績保存における将棋ゲームの先進性は、他のゲームも見習ってほしい所だ。
自分の戦いの記録が残るということは、想像以上にやる気の出ることなのだ。