ニンテンドーラボにはマリオが必要
Nintendo Labo(ニンテンドーラボ)が発表されしばらく経った。
任天堂の新しい試みはとてもユニークなものだが、同時に不安もある。
最初は面白そうだが、すぐに飽きられ、忘れられてしまうのではないか?
1年後の2019年を想像してみる。
そこには忘れられ、無残なすがたのダンボール箱が。あるいは家に置いてあるのならまだいいが、廃品回収やメルカリにゴミ同然で出されているかもしれない。
もちろん私はそうなって欲しくない。ニンテンドーラボの大ゴケを望むのは、ソニーかマイクロソフトかコロプラの社員くらいだ。
ニンテンドーラボは、継続性のあるコンテンツとなって欲しい。「軌道に乗った」と言えるようになるには、誰もが知る有名IPから新作ソフトがゾクゾクと出る必要がある。
そこでとりあえずマリオだ。
任天堂と言えばマリオ。過去には新しいものを出す時はとりあえずローンチタイトルにマリオがあった。「バーチャルボーイ」でも「スーパースコープ」でもね。
今この2つの名前を聞いた人は不穏な気分になったかもしれない。私もだ。
回りくどくなってしまったが、こんなマリオが出たらニンテンドーラボはしばらく安泰だと言えるタイトルをいくつか考えてみた。
マリオブラザーズラボ
とりあえず基本の2D横スクロールマリオは出ると見た。
マリオと言えばとりあえずブロック、このダンボールが出ると予想する。
ダンボールブロックを叩くと、ゲーム内でもマリオがブロックを叩く。
うむ、これだけだと1日で飽きそうだ。今時の小学生なら3分で退屈になるかも。もう少しアイディアが必要なようだ。
キャラクターをたくさん出しつつ、キノコや甲羅もうまくギミックとして取り入れられたら面白くなるんじゃないだろうか。
そんな雑な意見しか思いつかないので、優秀な任天堂のクリエイターに何とかしてもらいたい。
マリオカートラボ
私はマリオカート8と8DXが気に入らなかった。ぜひともあの2作を「過去のもの」にするような優れたマリオカートを遊びたい。
そこで「マリオカートラボ」だ。
ハンドルをダンボールに、なんていうのでは今までに出たマリオカート等のレースゲームの劣化に過ぎない。
そこで、カートごとダンボールで作ってはどうだろうか。
アクセルとブレーキも取り付けて、レーシングシミュレーターとしても遊べる。
自動車に憧れる子供が増え、自動車業界の将来的な需要も拡大するかもしれない。
ヨッシーのロードハンティング ラボ
こんな見出しを見た瞬間、あなたはきっと私の皮肉かジョークだと思ったに違いない。
だが、あのゲームは今こそ再評価されるものだ。家庭でもできる体感ゲームという「未来」を先取りしていたのだから、現代にリブートされればきっと素晴らしい作品になるはずだ。
もちろん、「スーパースコープ」はダンボールになるだろうが――。それもティザームービーに出てきたゴム銃になる可能性もある。
1993年当時は、マリオの世界観にそぐわない別世界のSFアイテムが何故登場したのか、まるで意味が分からなかった。
商業的な理由以外は思いつかなかったが、今のオデッセイを経験したマリオなら何が出てきても不思議はない。
むしろ今のマリオがレトロなゴム銃でクッパと戦ってたら、かえってクールになるかもしれない。
スーパーマリオメーカー ラボ
3Dマリオのコースを、ダンボールで立体として作り、それをゲーム内のマリオが攻略して行けたら夢のように楽しいのではないか。
私は前からスーパーマリオメーカーの3D版があれば楽しいと考えていた。それにもしもニンテンドーラボが組み合わさったら、こんなにワクワクすることはない。
だがそれは流石にオーバーテクノロジーか?
そこまでの技術を任天堂が確保できるかどうか、この素朴なニンテンドーラボにはどれくらいのポテンシャルを秘めるのかまだ不確かだ。
マリオゴルフ ラボ
年季の入ったお父さん世代向けの登場するならこれに違いない。
なんせゴルフというコンセプトが中高年にウケるはずだ。
最大の利点は、ゴルフクラブがダンボール製なことだ。
5万円も出して高いクラブセットを買う必要はない。節約にもなり、家族円満が保たれるだろう。
また万が一弟子を殴ってしまっても、春日野親方のように言い訳をしなくて済む。
まとめ
最悪1タイトルで終わる可能性はあるが、ニンテンドーラボでマリオシリーズは確実に出ると見ている。
「まあ、こういうゲームもあったね」で終わるようなタイトルで済ましては欲しくない。ぜひマリオオデッセイのような、我々をエキサイトさせるゲームを作ってほしいものだ。