ゲーム障害とは
ついにWHOも仮面ライダーエグゼイドに影響されて、変になってしまったのだろうか。
WHOは新たな国際疾病分類として「ゲーム障害」を認定する見込みだ。
ゲーム障害とは一体何なのか
参照リンク
【疑問に答えます】ゲームのやり過ぎは病気なの?(1/2ページ) - 産経ニュース
さて、「ゲーム障害」であるが、どうやらゲームウイルスに感染した人間から怪人が生まれる病気ではないらしい。
ゲームのやり過ぎで、生活がめちゃくちゃになり、身体や精神に深刻なダメージを負っている人を指す病気のようだ。
認定する事で精神科医のサポートが受けやすくなる
何故WHOは「ゲーム障害」などという病気をクリエイト、もとい認定するのだろう。金儲けのためだろうか?
陰謀論者はそんなことを考えるのが好きなようだが、実際そうではない。巨大マネーを持っているゲーム業界と敵対しかねない決定なのだから。
ゲーム障害はいわばギャンブル依存症やアルコール依存症と同じタイプのものである。
ビールやワインを飲む人を見つけて、「貴方は病気だ!」と即座に決めつける人はいまい。いたらそっちの方がよほど病気だ。
また競馬やパチンコを少し嗜んでいたからといって、「奴はおかしい」と決め付けられたら、いくらなんでも偏見が過ぎるというものだ。
だが昼間から仕事そっちのけで酒を飲むのを止められず、しかもキレやすく周囲に暴力を振るうような人間がいたらどうだろう?
貯金がすっからかんなのに借金を重ね、それでもなお、分不相応な大金を更なるギャンブルに賭けているとしたら?
それはとてもまともな人間の状態ではない。明らかに生活に支障をきたしているのならそれは病気だ。
もうその人物は精神科医くらいにしか止められない。
つまりゲーム障害という病気も、生活に支障をきたすような、精神科医にしか止められないような、どうしようもない状態を指す。
分不相応な大金をゲームにつぎ込む、あるいは自分でゲームをやめたいと思ってもやめられず、その結果睡眠時間などが削れ生活リズムを乱す。周囲の人間に当たり散らす。
やはりそういう人物に救いの手を差し伸べられるのは、精神科医だけだ。
ちなみに、あまり知られていないようだが、WHOが認定している病には、仕事依存症だとか、スポーツ依存症かいうものも存在する。この患者たちもまた、精神科医のサポートが必要だ。
ここで重要なのは、WHOが「ゲームは悪」と決めつけているわけでは無いということだ。
「生活が破綻するレベルで、ゲーム以外のことが何もできない」人を守るという名分で、「ゲーム障害」は疾病に認定される。
間違っても、「ゲーム障害になるから、ゲームは禁止します」と支配的な教育を後押しするためのものではない。
認定されるメリット。ゲーム障害と診断されたらこんなことができそう
おそらく、医師にゲーム障害と認定された場合、障害者手帳3級に申し込めるはずだ。
そうなれば税金免除や、各種公共機関の割引、就職の際に障害者枠雇用などを受けられる可能性がある。
だが、私は絶対に自分から進んでこの病にはなるな、と強く断言する。
何故なら、この病に認定されるということは、最早貴方の生活が破綻するレベルだからだ。
上記のメリット以上にデメリットが大きい。
なぜ金銭的な援助を受けられるのか、考えてみて欲しい。それは貴方が、仕事をするのに難しい体になってしまったからだ。
仕事をしたくない?そりゃそうだ、私もだよ。
だが金は欲しいだろ?私もだ。
ゲーム障害にならないためには
偉大なる高橋名人の言葉を借りれば「ゲームは1日1時間」となる。
基本的には生活リズムを規則的にし、ルールを設定しそれを守っていれば、ゲーム障害になることはないはずだ。
1時間という縛りは厳しいだろうから、「◯曜日は△時〜□時までプレイして、寝る2時間前にはやらない」とルールを定め、守っていれば問題ない。
もし、それでもきついと思うのなら、寝る時間と起きる時間だけでも決まった時間にすると良いだろう。
次に、ゲームにお金を使い過ぎてしまうタイプの人は、自分の貯蓄を把握した上で、月に使うお金の上限を定めるべきだ。
声優の悠木碧も「課金は食事と同じだ」と主張していたが、それは自分の経済状況を顧みた上で、「食事に匹敵するほど重要だ」と判断するのならばいい。
だが食うのに困っているレベルの人間は、間違ってもこのような考えを持つべきではない。
残念だが、この国は共産主義国家ではない。
貧富の差がある。当たり前だが、それぞれに置かれている経済状況が違うのだ。
ちなみに私は「あにゃまる探偵キルミンずぅ」の頃からの悠木碧のファンだ。「おねがいマイメロディ」や「仮面ライダー555」だって見ていた。もちろん「魔法少女まどか☆マギカ」はTVも劇場版もBDを持っている。
筆者もゲーム障害か?
当然ながら、ビデオゲームのブログを書くために、長時間に渡ってビデオゲームゲームをプレイする私も、ゲーム障害かもしれない。
だが個人で「自分は〇〇という病気である」と診断することはできない。もしあなたが医師免許を持っていない限りは。
私も発達障害の診断を受けているが、しっかりと専門の医師に診てもらった。
我々は結局、病気だとかそうじゃないかに関わらず、自分の生活、自分の幸せのために最善の行動とは何かを考えていくことしかできないのだ。
もし、貴方が今何か苦しいことがあって自分1人ではどうにもできない、どうすればいいかわからないという人は、迷わず心療内科・精神科等を受診すべきだ。
もちろん医師もピンキリだが、“門戸は開かれている”ということは忘れないで欲しい。