やすおかのポケモンなどブログ

ポケモンの記事を書くと見せかけていろんなゲームの記事を書いてます。ポケモンは対戦派ですが、一番重要なのは楽しむこと。まだ見ぬ未開の地を求めて

メカフォースのレビュー、感想|楽しい!が、長く遊ぶには向いてない

すぐに肉を食いたい人向けの2Dアクション

もし貴方が、料理にオードブルは不要と考えるタイプのアクションゲーマーなら、「メカフォース」はピッタリであろう。

 

f:id:yasuokaden:20190627192719j:plain

単刀直入に紹介しよう。回りくどい書き回しを最も嫌うであろう貴方のために。

これはボス戦だけに特化した2Dアクションゲームだ。ボスの前のステージがない。

ステージの奥に待ち構えるボスを倒す……。というスタイルに飽きた人が遊ぶゲームではないだろうか。

ちなみにプラットフォームは今の所、ニンテンドースイッチのみ。

 

生身でボスをぶっ倒せ!

f:id:yasuokaden:20190702141758j:plain

このゲームは、銃を撃ったりハンマーで殴ったりして、敵のボスメカをぶっ壊すゲーム。

難易度は高め。

ロボや戦いが好きな、少年の心を忘れない人向けゲームと言えるだろう。

 

ボスは様々なギミックを備えており、初見では「どうやったら倒せるんだろう?」と謎を解いていくことになる。

2回目以降は、タイムアタックがメインだ。

何気に、ローカルでの2人プレイにも対応している。

 

 溢れ出る日本文化へのリスペクト

どうやら、メカフォースの制作者は日本のアニメ好きと見える。

まあ、それだけならよくある話だが、モダンなアニメではなく、昭和のアニメが好きなようだ。

まず4人から選べる主人公たちはどこかで見たことがあり、俺より強いやつにい会いに行きたがりそうなやつもいる。

さらに敵キャラのメックはどう見ても機械獣で、マジンガーZを意識していると見える。

他にもボトムズのスコタコか、ガンダムのザクっぽいやつもいる。

 

さて、それだけ強大な相手と戦うのだから、プレイヤー側もさぞや立派な巨大ロボが用意されているのだろう、なんて思いきや、生身の肉体で戦え!という無茶なストーリー。

なんでも、巨大ロボはハッキングされたりしてダメにされるから、生身で戦うのが一番有力何だとか。

しかも主人公以外は重傷を負わされて、実質地球上で敵と戦えるのは主人公だけ。

あまりに無謀な戦いに挑む。

 

ステージがないアクションというのは、少し胃もたれ気味だ。

私の感想を言えば、オードブルがないステーキというよりも、どうも……。

ライスのないカレーを食べているような。キャベツもごはんもないトンカツだけを食べているような。

そんな胃もたれするゲームである。

おそらく、このゲームが好きな人は、「ドラゴンボール」のブロリーがメインの映画も、旧作の方が好きだというはずだ。

私は、ストーリーを重視した新しい映画の方が好きだが。

 

私自身が、最初はゆるいギミックから徐々に難しくなっていき、そして最後にボスという構成に慣れすぎていて、それが最も美しいと感じている。

カレーにはライス、トンカツにはキャベツが欲しい。

 

1200円でこれを買うならば、ロックマンクラシックスコレクションをsteamやSwitchやPS4で買って遊んでいた方が断然コストパフォーマンスが高く、楽しめる。

 

メカフォースは、残念だが、現代の感覚ではコストパフォーマンスが少し微妙だ。昔のアーケードゲームを遊んでいる感覚だ。

 

新しいアイテムの入手も、すべてが敵を倒した時のボーナスとして用意されるべきだった。あるいは、もっと入手価格を下げてもいい。

新しいボスに挑んでも、複数回前のボスに挑まなければ新武器が増えない。これはいささかテンポが悪い。

 

メカフォースのレビュー・感想まとめ。

日本へのリスペクトやぶっ飛んだストーリーは暖かく受け入れたい所だ。

が、私はこのステージがないアクションゲームを、心の底から楽しむには至らなかった。

いや、正確に言えば、最初のうちはかなり楽しかった。

 

アクションは楽しい。ギミックもよく練られており、良いゲームだとは思う。

しかし、プレイヤーを長時間にわたって飽きさせない魅力には、やや欠けている。

3〜4時間でも楽しめればいい、映画を見るよりよっぽど安いじゃないか。

そう考える硬派なアクションゲーム好きには、少し遊んで欲しいゲームだ。

早々に飽きがこないことを願う。