やすおかのポケモンなどブログ

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【比較】ウイイレ2018とFIFA18はどちらが買いか?元Wiiイレプレイヤーが試遊した見解

ウイイレ18か、FIFA18か

今年もまた、この問題に頭を悩ませる季節がやってきた。

 

ウイニングイレブン2018とFIFA18、そのどちらを買うのが良いかという問題だ。

KONAMIとEAゲームス、リアルサッカーゲーム市場の覇権を争う両者はいずれも今月に発売。

 

だが、私からしたら正直どうでもいい問題だ。「きのこの里」か「たけのこの里」かどちらを食べても大して変わらないのと同じである。

 

何故なら最高のサッカーゲームはWiiで出ていた「ウイニングイレブン プレーメーカー」シリーズ (通称wiiイレ)だったからだ。

 

ウイニングイレブン プレーメーカー 2009
Nintendo Wii
コナミデジタルエンタテインメント

懐かしい。昔はメッシがこんなイケてない髪型だった。今も金髪やヒゲやタトゥーがイケてないが。

 

ボールを持っていない選手もポインタで自由に操作でき、パスを出す方向も思いのままだった。ボールホルダー中心でゲームが動く現在のウイイレやFIFAシリーズとは根本から異なるゲームだ。

自由度という点で、他のサッカーゲームを大きく上回っていた。

 

ただシステムはWiiリモコンありきで、現行のハードでは不可能だ。

だから現在のウイイレやFIFAがこのシリーズを超える物だとは思っていない。

 

それでも、私は過ぎ去りし日々を振り返って嘆くだけの年寄りになったわけではない。

今もなおサッカーゲームをする意欲には満ち溢れている。だから"現行ハードで"最高のサッカーゲームはどちらかを考えてみる。

ウイイレ2018 VS FIFA18、ざっくりとした比較

 

よく「FIFAはシミュレーターで、ウイイレはゲーム」と言われることがある。

FIFAはリアルなサッカーの再現を重視しているのに対し、ウイイレはゲーム性を重視して、ゴールが決まりやすかったり大袈裟なスーパープレーなどが簡単にできるようになっている。

 

 今作でもこの傾向は大体当てはまる。当てはまるが、FIFAはウイイレに近づき、ウイイレはFIFAに近づこうと進化してきている。

 

ゲーム性では圧倒的にFIFA18が勝る 

 

ここからは実際に両者の体験版を何度もプレイした私の見解を述べていこう。

 

グラフィックがどうだ、UIがどうだ、ライセンスの問題だとか様々な比較要素があるが、そんなのは些末な枝葉の問題でしかない。

 

大事なのはゲームとして面白いかどうかだ。

 

私の見解では、この点においてはFIFA18の圧勝だ。スコアでいうと、4-1くらいか。

 

 

FIFA18がウイイレ2018よりゲーム性で勝る点

 

1つ目、単純な操作のしやすさ。

私はウイイレの方が操作がしやすく、FIFAは難しいというイメージを持っていた。

実際、高度なことをしようとすればそうなのかもしれない。

 

だがボタン一つ+スティックを用いた単純な操作は、FIFAの方がウイイレより心地よい。ショートパスを小気味よくつないだり、ロングボールを合わせたりという簡単な操作においては、明らかにFIFAの方が操作しやすい。

FIFAはゴールがなかなか決まらない印象もあったが、今年に限って言えばあまり差は感じない。

 

一方、ウイイレはショートパスを繋ぐのにも少しボタン長押しの「タメ」が必要で、どうしてもテンポを悪くしてしまっている。

 

2つ目、選手の挙動。

 

ウイイレ18はFIFA18に比べ、選手がツルツルしている。まるで氷の上を歩いているような挙動だ。

これは守備の時かなりのストレスになる。思い通りに動けなくて、気が付いたら抜かれてるなんてことも多いのだ。

だから攻撃の時にドリブルで抜くのは難しくない。ピッチ上のスペースもウイイレの方がFIFAよりも豊富であるし。

 

コナミは攻撃側に有利にして、ゲームをスペクタクルにしたいのだろうが、あまりにもあからさまでストレスを感じてしまっては意味がない。

 

3つ目、操作選手の切り替えがスムーズであること。

 

ウイイレ18では、守備時の選手の切り替えが思った選手にならず、ピンチになることがFIFA18より明らかに多い。

FIFA18は素早いタイミングで動かしたい選手に切り替わってくれるが、ウイイレはそれが一歩遅い感じだ。

 

トルシエやハリルホジッチは日本の選手は守備が苦手と評していたが、日本メーカーのKONAMIも同じのようだ。

 

4つ目、AIのポジショニングや動きだしが適切。

 

これらのゲームはWiiイレのように選手を自由に操作できるわけではないので、ボールを持ってない選手の動きはAIに頼ることになる。

 

そのポジショニングや動き出しが実際のプロ選手のように適切で、いてほしい所にちゃんと動いてくれるのでパスは出しやすい。

 

まあ、オフ・ザ・ボールの動きが楽しめないのは、両タイトル共通の欠点である。この点はどう転んでもWiiイレには敵わない。

 

それでも、AIに助けてもらいながらストレスなくやれるのは、FIFA18の方だということだ。

 

ゲーム性でウイイレ2018の方が優れた点

 逆にウイイレの良い点も挙げておく。さっきスコアに例えたが、ウイイレの1点返した部分だ。

 

ゴールが決めやすい

 

ウイイレは現実のサッカーでは難易度の高いテクニックも割と簡単に出せ、特にドリブルが気持ちよくできる。

先ほど述べたようにウイイレは守備がツルッツルで、さらにスペースがFIFAよりも広大で、攻撃側が有利である。FIFAよりもゴールは決めやすいと感じる。

 

ショートパス中心の展開だと前述のようにややテンポを欠いてしまうが、とにかくドリブル中心の攻撃がしたいという方には、今年もウイイレが良いかもしれない。

 

 

 グラフィック、UI、ライセンス

 

この辺は私にとっては枝葉の部分なので、 あまり重視しないが一応書いておこう。

グラフィック

これは、ウイイレ18の方が優れている。

選手の顔がリアルに描かれているだけではない、スタジアムの周辺や、入場ゲートなどまで緻密に描かれているのだ。これには少し感動を覚えた。

 

UIの使いやすさ

私が日本人だからか、UIに関してはウイイレの方が使いやすく感じる。

選手の名前が日本語表記で読みやすいし。

 

ライセンス

ライセンスは言うまでもなく、FIFA18の圧勝。今年はJリーグが収録されているだけでなく、選手の顔もバッチリ本人の写真をベースにしている。

まあウイイレ側もウサイン・ボルトの肖像権を獲得したり、がんばってはいる。

実はライセンス面でFIFA18がウイイレ18に劣る点もある。それは日本代表が収録されていないことだ。日本人として、この点は寂しい。

 

 

それぞれの独自要素

 

 FIFA18には、今年もjourneyモードが実装されており、架空の選手Hunterになってドラマを楽しむことができる。

ただしこれは前作からの続編なので、前作からやっておいた人の方が楽しめるだろう。

 

一方、ウイイレ2018にはCO-OPモードという面白いモードが追加された。

3人のプレイヤーが協力して一つのチームを動かすというものだ。独自のレーダーチャートで3人がそれぞれ採点されるのも、モチベーションになる。 

 

この独自要素だが、今回はウイイレの方が面白い。正直、FIFA18のほうにこれがついていたら……と思う。

 

 

まとめ

 

一言で言う。

 

私はFIFA18のPS4版を強く推すし、買う。

 

それでもどうしてもウイイレ2018が買いたいというなら、CO-OPモードのみ楽しむべきだろう。あのモードだけはウイイレ2018でしか遊べないし、かなり面白い。

ただ、普通のモードで遊ぶならば、どう考えてもFIFAの方が面白い。

 

FIFA 18
PlayStation 4
エレクトロニック・アーツ

 

ウイニングイレブン2018
PlayStation 4
コナミデジタルエンタテインメント
 

 

www.mikai.jp

 

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