スプラトゥーン2に9月最後のアップデートで実装されたキャンピングシェルターについて少し雑感を語っていきたい。
キャンピングシェルターの特徴。
盾ブキ・パラシェルターが巨大になったブキである。パラシェルターですら使い心地がむずかしい変態ブキだったが、これはさらに難しいド変態ブキだと言える。
最大の特徴はこの盾としての役割。が、展開するのがとても遅い。あまりにも遅い。おそらくAボタンを押してから60フレームはかかっている。
展開してる間に自分も含めて味方側のイカは全部死んでいるだろう。交通事故にあった瞬間に入会を勧めてくる保険会社みたいだ。
ヤグラの上でこれを展開されたら鬱陶しいが、それ以外の点でパラシェルターに勝る要素が思いつかない。
オーバーウォッチのラインハルトみたいな便利な盾役みたいなイメージでいたが、大分面食らった。
盾をパージして飛ばすのも、パラシェルターより時間がかかる。
ただシュポシュポ飛んで行ってライン7本分届くので、平坦な場所ならそれなりに役に立ちそう。
塗り範囲もローラー並みに太く、「インク道を作る」のは得意なようだ。
まあ、小回りが利かな過ぎて、壁が多いステージではインクの無駄になることもしばしば。ホッケふ頭限定ブキと言ってもいいかもしれない。
また攻撃ブキとして使うと、まるで劣化ブラスターのような使用感。
射程はスプラシューターと同程度で、射程ギリギリだと確4だったり確2だったり不安定になる。
連射速度もブラスター並みなので、塗り性能もひどいものだし、全然楽しくない。
ただ近距離だと確1で倒せる。
忍び寄ってズドン、とアサシンのような戦いができる点は、長所と言えば長所。
盾パージで作ったインク道にセンプクして忍び寄るのが基本戦略か。
「味方を守る!」なんてヒロイックな気分になるよりも、暗殺者になるためのブキなのかもしれない。
当然相性がいいギアはイカニンジャやイカダッシュ速度アップが考えられる。
サブはジャンプビーコン。自分のビーコンを設置してそのちょっと前でビーコンを守るというプレイングを想定してこのセットになったのだろうか?それができればいいのだが。
そもそも野良だと仲間がビーコン自体使ってくれないので、あまり期待はできない。
スペシャルはバブルランチャー。変なブキに変なスペシャルまでついてしまった。
バブルランチャーは防御用のスペシャルだと考えているので、やはり味方やガチエリアをこれで守れということなのだろうか。
ガチエリアでもう少し使ってみて感触を得たいところだ。バッテラのガチエリアなんてよく守れそうだ。
まとめ
味方を守るタンク(盾役)のフリをして、実はアサシン(暗殺者)なブキ。
本当に味方を守ろう、支援しようと思ったら相当な訓練と研究が必要だろう。
変態しか楽しめないブキで、私は楽しめていない。私は変態ではないようだ。