やすおかのポケモンなどブログ

ポケモンの記事を書くと見せかけていろんなゲームの記事を書いてます。ポケモンは対戦派ですが、一番重要なのは楽しむこと。まだ見ぬ未開の地を求めて

ポケモンUSUM|初級者が陥りがちな罠。レート2000超のパーティを真似してはいけない6つの理由

マネだけで勝つことはできない

勝ってレートを上げたい!

これはレーティングバトルをやっているトレーナーならば誰もが大なり小なり抱く気持ちである。

 

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そうだ、高レートトレーナーのパーティを真似しよう!

これも誰もが抱く発想だろう。

レート2000の人のPTを真似をすれば、自分も簡単に上がれるのでは……。ポケモンバトルをするものなら誰もがそんな淡い期待を抱いたこともあるだろう。

だが言っておこう、それじゃせいぜいレート1600どまり、50%程度しか勝てないだろうと……。

 

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「強い人が使っているPTを自分も使ってみて、ポケモンバトルを学びたい」という意識の高い理由で、強者のPTを真似するのならばいい。学ぶ姿勢は素晴らしいことだ。

だがただ単に初級者が「楽して勝ちたいから」なんて甘い考えで真似すると、レートという渦の中にのみ込まれて精神をすり減らすだけになる。

ここで「初級者」と言ったのは「初心者」ならそもそも1勝することすら困難なレベルだろうから、ということだ。そういうレベルよりは上の、レート1500代キープくらいの人を想定して「初級者」と称することにする。

 

では以下に、その初級者が「勝ちたい」だけの理由で高レートの真似をしてはいけない理由を述べていこう。

100%勝つためのPTではない

レート2000超えの人は、どんなバトルも常に勝ち続けている超人や天才だという幻想を抱いているかもしれない。

 

だがレートでトップに立つ人間ですら、実は65%位の勝率に過ぎない。

本来50%程度になる勝率を、構築やプレイングで15%程度上げただけなのだ。

 

それなのに、これを使えば簡単に10連勝位でレート1600や1700くらいはいけるだろうなんて甘く考えてしまうと、現実とのギャップに苦しむことになる。

 

そもそも数をこなさなければレートは上がらない

レート2000超の人たちは大体2ヶ月のシーズンで300~500戦くらいをこなしている。

その中で勝率65%なのだから、100~200試合は負けるのだ。だから、たかが10回や20回負けていて嫌になっていては上には行けない。

強い人でもそれだけ負けるのだから、強い人を真似しただけの貴方がもっと負けるのは当然のことだ。

 

公開された時点で使い古されている

ポケモンバトルは株取引に似ている。

十分に上がり切った株を買った所で、下がる一方である。

 

それとポケモンバトルが全く同じである、とまでは言わない。が、よく知られた型のポケモンや構築はがっちりと対策されており、それで勝つのは上級者でも難しい。

初級者ならなおさらだ。相手の対策にバッチリハマってしまい、かえって勝ちづらいこともしばしば起こる。

 

選出が読まれやすい

上で書いたことと被るが、選出が読まれやすいのは大きなディスアドバンテージだ。

 

もちろん読まれてもなお強い選出というのは、いくつかある。

が、それは今の環境に合わせた努力値配分、技構成、そしてミスのないプレイングがあってこそ安定した勝率を叩きだせるというもの。

初心者が環境や相手に合わせた選出法や立ち回りなどを理解しないまま使っても、せいぜい勝率50%をキープするので精一杯だろう。

 

有名な構築・選出で楽に勝とうなんて考えでは痛い目を見るが、有名な選出がどういうものか使ってみたい、という発想で使ってみるのならば、むしろ良いことだ。

自分なりのアレンジが思いつくかもしれないし、自分で構築を考えるキッカケにもなる。

 

高レートの人の発想や思考に追いつけない

例えば、将棋でも名人の棋譜を真似しても素人には理解が追い付かない。小学2年生がアインシュタインの理論を理解しようとしても、土台無理な話だろう。

 

どんなジャンルでも、強い人というのは人とは違う所に目をつけ、独自のスタイルや考え方を持っているものだ。

そんな達人の見た目をチョロっと真似しただけで、初級者が彼らに追いつくことはない。

ポケモンの上級者の発想や思考、立ち回りを盗みたいのならば、地道に育成論や動画に目を通すしかあるまい。

PGLで検索される(レンタルPT限定) 

今はレンタルPTという便利なものがある。

ポケモンを育成することなく、QRコードで強者のPTを借りられる便利なものだが、実は大きな欠点もある。

PGLを使えば、PTそのものが検索され、技構成と持ち物が丸裸にされてしまうのだ。

 

PGLのレンタルチーム検索機能など制限されていて正確に探せないのではないかと思うだろう。でも、そうでもない。

例えば、レンタルPT側がカバルドン、ルカリオ、カイリュー、霊獣ボルトロス入りの構築だったとする。

この時、対戦相手は探すポケモンを「カバルドン」、探す技を「しんそく」、探す特性を「ちくでん」、探す道具を「ルカリオナイト」とすると、2017年9月28日現在13件ヒットする。

 

f:id:yasuokaden:20170928003558p:plain出典:Pokémon Global Link

 

この時、残り2体がカプ・レヒレギルガルドでないのならば、ズバリその構築を見つけ出せるというわけだ。

必ず見つかってしまうわけではないが、自分の持ち物と技がバレてしまうのはかなり大きなハンデである。

そしてこの話を見てしまった貴方は呪いにかかった。「レンタルPTでは、相手に自分の技と持ち物がバレているかも」と常に思ってしまう呪いにね。

 

 

 

じゃあどんなPTを使えばいいんだ!

と、思っている「勝ちたいだけ」の人には朗報だ。いわゆる「スタンパ」を使うからいかんのだ。勝ち筋強烈で分かりやすい「ギミックパ」を使えばいい。

バトン構築や壁構築、オニゴーリ・ピクシーを軸にした運ゲーのようにね。

これでバトルの楽しさが味わえるかどうかはその人次第。

 

そのようなギミックパの紹介も、次回あたりにしていこう。

 

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