やすおかのポケモンなどブログ

ポケモンの記事を書くと見せかけていろんなゲームの記事を書いてます。ポケモンは対戦派ですが、一番重要なのは楽しむこと。まだ見ぬ未開の地を求めて

ポケモン日本一決定戦2020、使用構築、優勝したシャンディ氏のインタビューなどまとめ!

決定!2020の国内最強ポケモントレーナーと構築!

今年はPJCS及びWCSが開催中止になったので、急遽オンラインで全国大会が行われることになった。

ポケモン日本一決定戦2020

参照リンク:

「ポケモン日本一決定戦2020 王者決定戦」のストリーミング配信が決定! | ポケットモンスターオフィシャルサイト

 

ポケモン日本一決定戦2020と名付けられたこの大会は、急に決まった代替開催にしては、満足のいくものだった。

今年の情勢では「開催してもらえるだけでもありがたい」というのが素直な気持ちだ。

 



従来のオンライン予選で勝ち上がった者100名が、さらにオンライン2次予選で上位4人まで絞り込まれるという中々過酷なルールであった。

公式配信アーカイブ

www.youtube.com


準決勝に残った4人と、その構築。

 

優勝:シャンディ氏

WCSでDAY2出場経験あり、ポケモンバトルの情報サイト「リバティノート」を運営している。ダブルバトル歴は8年ほどらしい。
お気に入りポケモンはウーラオスで、今回はフシギバナ+コータス軸の晴れパを使用。

全ポケモンファンに情報を届けるメディアサイト│リバティノート

 

  • フシギバナ
  • コータス
  • ウーラオス
  • リザードン
  • トゲキッス
  • ガオガエン



準優勝:のっとん氏

プリキュアとまどマギ好きなので、私と気が合いそう。ジバコイル、ピッピという少し珍しい2体を使っていた。エースバーンも珍しい技構成。

  •  ドラパルト
  • エースバーン
  • ジバコイル
  • ピッピ
  • ガオガエン
  • トゲキッス

 

3位タイ:イトウ氏(TNしあん)

元世界王者ビエラ氏主催の大規模仲間大会で優勝した実績を持つ。 オンライン予選1位。

  •  エースバーン
  • イエッサン
  • サマヨール
  • ガオガエン
  • アーマーガア
  • バンギラス




3位タイ:ミガワリ氏

2004年大会から全国大会に挑戦を続け、悲願のベスト4進出を果たしたベテラントレーナー。準決勝で敗れたのを一番悔しがっていた方だと思う。

  • トゲキッス
  • ガオガエン
  • ゴリランダー
  • エースバーン
  • アシレーヌ
  • バンギラス



準決勝第1試合振り返り


イトウ氏VSシャンディ氏

 

1本目
イトウ氏 初手イエッサン、サマヨール 裏エースバーン、バンギラス
シャンディ氏 初手コータス、悪ウーラオス 裏ガオガエン、リザードン

晴れパ使いのシャンディ氏は、炎タイプ3体という大胆な選出に出る。

イトウ氏は初手サポート2体から「トリックルーム」展開でバンギラスを通す流れを作りたかったが、結果初手ウーラオスに対して厳しい選出になってしまった。
シャンディ氏はこれを予想外の行動だったとTwitterで語っているが、ウーラオスをダイマックスして暴れ放題になった。
イトウ氏はエースバーンがウーラオスにダイジェットではなくダイナックルをしたことを悔やんでいた。

2本目
イトウ氏 初手エースバーン、イエッサン 裏バンギラス、サマヨール
シャンディ氏 初手リザードン、コータス、 裏ガオガエン、悪ウーラオス

こんどはイトウ氏がダイウォールの読み合いを制し「トリックルーム」展開からバンギラスを暴れることに成功した。


3本目
イトウ氏 初手イエッサン、サマヨール 裏 バンギラス、エースバーン
シャンディ氏 初手コータス、リザードン 裏 悪ウーラオス、トゲキッス

シャンディ氏はウーラオスをダイマックスさせ、球エースバーンの「とびひざげり」とバンギラスの「いわなだれ」を耐えきると確信したプレイングが見事だった。
予定外の行動だったらしいが確かなダメージ感覚が無いと絶対にできないことだ。
さらに相手バンギラスを眠らせ、ほぼ勝負が決した後も最終ターンでトゲキッスに「まもる」をさせ、慢心もなくしっかり詰めた。



準決勝第2試合振り返り

ミガワリ氏VSのっとん氏


ミガワリ氏 初手エースバーン、バンギラス 裏トゲキッス、アシレーヌ
のっとん氏 初手ガオガエン、トゲキッス 裏 ピッピ、ジバコイル

トゲキッスのマジカルシャインがダブル急所VSバンギラスの「いわなだれ」でガオガエン怯みと運が暴走した1ターン目からスタート。
さらに2ターン目もトゲキッスのマジシャダブル急所!のっとん氏の2体も砂ダメで落ちるという波乱の展開。

残った2体がアシレーヌ・トゲキッス対ピッピ・ジバコイルなので、もはやのっとん氏の勝利はゆるぎなかった。

 

2本目
ミガワリ氏 初手エースバーン、バンギラス 裏アシレーヌ、トゲキッス
のっとん氏 初手 ピッピ、ジバコイル 裏ガオガエン、トゲキッス

1本目は不運だったミガワリ氏、2本目も変わらぬ選出。
一方、のっとん氏は初手と裏を入れ替える。

ピッピが「まもる」に「うたう」とやりたい放題。ミガワリ氏は「うたう」をなんとかよけ、エースバーンの「ダイアーク」でDを下げてアシレーヌで倒していくプランを閃いたようだ。
これでダイマックスジバコイルの耐久を下げ、連続で急所に当て返してジバコイルを仕留めた。

3本目
ミガワリ氏 初手エースバーン、バンギラス 裏アシレーヌ、トゲキッス
のっとん氏 初手ガオガエン、トゲキッス 裏ジバコイル、ピッピ

初手エースバーンをダイマックスからガエンキッスの並びを崩壊させたミガワリ氏。

ガオガエンを急所で落としリードを築いたが、その後のジバコイルダイマックス展開で巻き返されてしまう。アシレーヌ・トゲキッスの並びであと一歩のところまで追いつめるも、トゲキッスがピッピに「うたう」で眠らされて、万事休す。
のっとん氏、急所が乱れ飛んだ準決勝を制し、決勝進出である。


決勝振り返り

ジバコイル軸ののっとん氏、さすがに炎タイプ3体入りの構築に対しジバコイルは出せなさそう。裏選出で対抗できるか。
シャンディ氏は葉緑素フシギバナの通りが良く、有利。

1本目
のっとん氏 初手ドラパルト、トゲキッス 裏エースバーン、ピッピ
シャンディ氏 初手フシギバナ、コータス 裏トゲキッス、悪ウーラオス

のっとん氏は初手ドラパルトをダイマックスさせ、コータスを「ダイホロウ」2発で撃破。シャンディ氏は、フシギバナの「ヘドロばくだん」2発でトゲキッスを撃破。

のっとん氏が3-2でダイジェットによる加速1という有利な盤面を作るも、シャンディ氏はトゲキッスをダイマックスさせ反撃。
エースバーン「コーチング」とドラパルト「ドラゴンクロー」をウーラオスで守ったことにより、手得して、エースバーンを落としたのが大きかった。、



2本目
のっとん氏 初手ドラパルト、トゲキッス 裏エースバーン、ピッピ
シャンディ氏 初手フシギバナ、コータス 裏トゲキッス、悪ウーラオス

フシギバナの「ヘドロばくだん」が、トゲキッスの急所に当たりワンショットダウン。
一気にシャンディ氏有利に傾く。さらにコータスがドラパルトに「あくび」を通し、早くも圧倒的リード。
のっとん氏は”最後のお願い”のピッピの「うたう」でコータスを眠らせることに成功する。
ドラパルトの「ダイジェット」で必死に巻き返すのっとん氏。
しかしドラパルト・エースバーンの並びではトゲキッス・悪ウーラオスの並びが厳しく、シャンディ氏がトゲキッスの「マジカルシャイン」でエースバーンを仕留めきった。
シャンディ氏の優勝が決まった。


決勝後インタビュー

優勝:シャンディ氏 

 

――優勝の決め手は。
「事前のプラン通りに試合が進めたので良かったと思います」


――試合中考えてたことは。
「事前に建てたプラン通りに、慎重にやっていきました」

――今優勝した喜びを誰に伝えたいですか。
「友達や応援してくれた人に感謝したいです。ありがとうございました」

――今後はどんなプレイヤーになりたいですか。

「去年も世界大会に出ましたが、世界大会で上位に行けたことがないので、世界大会で上位に行けるようにやっていきたいと思います」

(さらに表彰式で)
「毎年取り組んできて、今年ようやく日本一になれて、とても嬉しく思います。
ダブルバトルはじめてから8年かかったので、ようやくという感じです」

――改めて優勝した想いを。

「ずっと強くなろうと思って練習を積んできたので、その努力が実ってホッとしています。ありがとうございました」


準優勝ノトハラ氏

――どんな決勝戦になりましたか。
「パーティが公開された時、シャンディさんの構築は当たったら苦手な構築だったので、当たったら負けだと思っていました。自分の中では納得しています」

――今後どんなプレイヤーになりたいですか。

「世界大会で優勝を目指してこれからもポケモンを続けていこうと思います」

 

(表彰式で)
――2位という結果はいかがですか?
「あんまり自分は強くないと思っていたので、(この結果を出したことで)自分を褒めようと思います」



3位イトウ氏
――今の心境は。
「負けてしまったんですが、楽しかったです」

3位ヤマモト氏
――今の心境は。
「自分自身の詰めの甘さというのを痛感しました」


最後に

ポケモンに限ったことではないが、今年はオフラインの大会が開催できなくて非常に残念だった。

来年の夏は、多少規模を小さくしても、ロンドンで、いや幕張でもいいので、あの熱気ある大会をまた見たい。

また観戦者としての意見だが、いくらなんでも1ターン45秒の持ち時間は短すぎて、観戦者としてもリアルタイムでは頭がついていかなくて困る。いくらなんでも60秒はあっていい。
準決勝、決勝では90秒に変更したっていいくらいだ。その間に解説の方にじっくり語ってもらえばいい。

あとはそうだな、急所率はより下方修正するか、無くしてもいいんじゃないかと感じた。

ここに残る選手たちも、もっと運が絡まない実力勝負がしたいんじゃないかな。

www.mikai.jp

 

それでは、来年もまた、見る側としてもやる側としてもポケモンバトルが楽しめることを、心より願っている。 
まだダブルバトルをプレイしたことが無い方も、ぜひ遊んでみて欲しい。