ピカブイ・ポケGO、連携失敗バグでポケモンが消えるというあまりにも残酷な悲劇が発生
スマホのポケモンGOとスイッチのポケモンLet's GOの連携。
本来ならば嬉々として体験したいイノベーションだったが、私に訪れたのは「ポケモンが消失」という悲劇だった。
新しいことには犠牲が付き物とはいえ、それが自分の身に降りかかるとは思ってもみなかった。
私の心は今、怒りと悲しみに満ちている。そんな心中で筆をとった。
本当は筆じゃなくてスマホで打ち込んでるが、そんなことはどうでもいい。慣用表現だ。
せめてこの悲劇を繰り返さぬように、読者のみなさんには原因や対策法を伝えていきたい
ポケモンGOではじめて捕まえたヒトカゲも消えてしまった……。なんとも辛い。
主力級のポケモンは送らなかったこと、ポケ GOからしばらく離れていたので思い入れはUSUMより少ないというのは正直ある。
でも、この消失感はやるせない。無気力になりそうだ。
ポケモン消失の悲劇はどのように起こったか
セキチクシティについた私は、このゲームの目玉機能の1つであるポケGOとの連携を、密かに楽しみにしていた。
あんな事になるとは知らずに。
まず設定が大変だった。
特にポケモンGOの方は、あまり協力的ではないのか、設定画面の下の方にまで行かないと連携するページにい行き着かない。
しかも「ピカブイ」、「ポケモンLet’s GO」というワードは無く、無機質に「Nintendo Switch」と書いてあるだけ。
日本のゲームだったら、「ピカブイとの連携はここからできるよ!」なんてホーム画面に親切に、時にお節介に表示させたがるのに。
そしてスイッチ側はスイッチ側で、操作が面倒だ。
やはり「メニュー」→「設定」からペアリングをした後に、さらにGOパークの入り口で「連れてくる」を選ぶ。
この後、ポケモンGOの方から連れてくるポケモンを選ぶのだが、私は20体くらいを選び、連れて行こうとした。
そして、この通信が上手くいったと思った瞬間、落とし穴があった。
うっかり、スイッチ側のメニューボタンを押してしまった。スクショを撮ろうかな、なんて考えて間違えたのだ。
これでスマホとスイッチの接続が失われ、何度再接続を試してみても不可能だった。
ここから慌てて色々調べて公式サイトを見たのだが、上記の注意喚起している通りの症状であることが分かった。
この公式メッセージを要約すると、「再接続に失敗したらポケモンは消えました。諦めて」だって。
私は落ち込んだ。
何が原因だったのか?
まあ、メニューボタンを押して通信が中断になったことが、どう考えても原因だ。
おそらく、一度に20体のポケモンを送ろうとしたのも、良くなかったかもしれない。
それにしたって、ホームボタンをロックされていないのは酷い。3DSでは通信中はホームボタンが無効になっているが、何故かスイッチはそうではないらしい。
ポケモンの送れる数にしても、エラーが起きるならば制限数をもっと厳しくするべきではなかったか。
例えば第4世代から、第5世代に送るときは、1度に6匹までしか送れなかった。その程度でも、別に問題はなかっただろう。
フールプルーフという考えがニンテンドースイッチのピカブイ、およびスマホのポケモンGOには欠けていた。
つまり私のようなうっかり者が事故を起こしても、誰も助けてくれないのだ。大変デンジャラスなゲームだと言わざるを得ない。
データ消滅の対策は
残念ながら、1度通信に失敗した後に再接続しているが見つからないという状況になったら完全に”詰み”なようだ。
じゃなかったら、こんなに落ち込まない。
公式サイトにもそう書かれている。
「再開する」モードは、『ポケモン GO』アプリを再インストールしていただき、再度ご使用のアカウントでログインすることで回復できますが、Nintendo Switchに送ることができていなかったポケモンは消えてしまいます。
参照リンク:
【重要なお知らせ】『ポケモン GO』からNintendo Switchに接続する際のご注意|『Pokémon GO』公式サイト
だから対策は、連携の際に気を付けるしかない。
- ポケモンの数を5体くらいに少なめに
- 本当にお気に入りのポケモンは送らない
- 通信開始したらスイッチ、スマホに触れない
こういう気の配り方をするしかない。「そうなってから」では遅いのだ。
異常なまでの、公式側の連携のやる気の無さ
ピカブイとポケモンGOの連携は、今作の目玉だと思っていたが、実はそう思っていたのはユーザーとプロモ担当だけなのかもしれない。
特にナイアンティック側は、異常なまでに連携しようという意思が感じられない。
ポケGOのホーム画面から「メニュー」→「設定」→「Nintendo Switch 」と選択しなくては連携できない。本当はさせたくないようにすら感じる。
ピカブイの宣伝は発売日にちょこっとしただけで、この米国製のゲームは、Switchのゲームとの連動をまるでユーザーに伝えてこないのだ。
アメリカ人は、世界観を壊したくないのでゲーム内宣伝が嫌いなのかもしれないが、もうちょい推してもいいんじゃないだろうか。
ゲーフリ側にしても、物語後半でようやく行けるセキチクシティでしか連携を解禁しなかった。
これは、ポケGOとの関係をそこまで密にしたくなかったからではないか。
つまり、ナイアンティックに主導権を握られたくなかったのだろう。それでいて、PRではポケモンGOとの連携を大々的に打ち出していたジレンマ。
ピカブイの発表当時、石原氏は、「これはポケモンGOの次に遊ぶゲーム」と述べていた。
それは、「ナイアンティックに連れていかれたユーザーを取り戻すためのゲーム」という意味だったのかもしれない。
このお粗末な「ポケモンGOとピカブイの連携システム」は、ナイアンティックとゲーフリの一筋縄ではいかない関係の表れのように感じる。
大事なのはこの危険性を知っておくこと
まあ、そんなゲーフリとナイアンの権力争いなどはどうでもいい。
ポケモントレーナーにとって最も恐れる事態、それが「ゲットしたポケモンの消滅」だろう。それを可能な限り回避する事こそが、重要だ。
このブログを見ている皆さんもスイッチとスマホを連携する際には、リスクがあることを知っておいてほしい。
私のように落ち込まないためにね。