やすおかのポケモンなどブログ

ポケモンの記事を書くと見せかけていろんなゲームの記事を書いてます。ポケモンは対戦派ですが、一番重要なのは楽しむこと。まだ見ぬ未開の地を求めて

ポケモンソード・シールドでやらないで欲しい事3つ。amiibo・DLC商法、頻繁なアプデ、現行バトルシステムの廃止【NintendoSwitch】※4/2更新

ニンテンドースイッチのポケモン本家が、2019年、令和元年に発売することが決定した。タイトルが「ポケモンソード・シールド」なのは、ご存知の通り。

 

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 この記事では、革新的な新作に期待を寄せるとともに、ポケモンにおいて守ってほしい「伝統」について考えてみた。

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ソード・シールドでは何やら大刷新が行われ、我々の知るポケモンとは大きく異なるものになるという噂も囁かれている。

なんでもオープンワールドになるとか、リアルタイムバトルを導入するとかまで、一時は噂されていた。

正直3DS最後のポケモンになったウルトラサンムーンが、イマイチ物足りないものであったから、時代の流れに迎合することになりそうなのは賛同したい。

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ただ、その中でも"ポケモン本編である以上は絶対に譲れないもの"が存在する。

そこで私は、スイッチのポケモンでこれだけはやめてほしいということを考えてみた。

やらないでほしいこと1:amiibo及びDLC商法(レアポケモン有料追加商法)

ポケモンは第7世代において、非常に賢い選択をした。

それは「妖怪ウォッチ」のように、メダルやamiiboを販売して、限定ポケモンが貰えるといったような商法を行わなかったことだ。

また、ダウンロードコンテンツ(DLC)を買わせて新しいポケモンが貰える、なんてこともしなかった。

 

これらの商法は、短期的には利益が見込めるものであることは、「妖怪ウォッチ」などが証明している。

しかしご存知の通り、妖怪ウォッチの商法は長くは続かなかった。

何故なら、この売り方は消費者のお財布に優しくないからだ。

ソフトを買ってさらにいくらとも知れぬ追加コンテンツに金を出していく、こういうのは最初のうちはいいが、やがて消費者は疲弊し、ついていけなくなる。そうして貧乏なプレイヤーがふるい落とされプレイ人口が減ってしまえば、金のある人も自然に去っていく。

長期目線で考えれば、あまり良い商法ではない。若年層をメインターゲットと考えているなら、なおさらね。

 

それに私はこのamiiboや追加コンテンツでレアキャラ追加という商法には「気品」を感じない。その証拠に、こういった商法は欧州では議論を呼んでいる。

ゲーフリは短期の利益より、10年単位での「気品」を選んだと言える。

それについては、また後述する。

 

 

やらないでほしいこと2 :頻繁なバランス調整アップデート

近頃の対戦型ゲーム、オンラインFPSやTPS、格ゲーなどでは何ヶ月かに1度のペースでバランス調整のアップデートが入るのが通例になっている。

これはこれで良いことだ。

だがポケモンは、そうした時代の流れとは逆を行くように、ゲームバランスの頻繁な調整は行なっていない。

 

何故だろうか?

 

それはポケモンには矜持と「気品」があるからだ。

伝統的なボードゲームの将棋が、数ヶ月単位でバランス調整なんかするだろうか?

ポケモンが目指しているのは、そういう次元の領域だ。だから将棋界とコラボもした。

これはポケモンが妖怪ウォッチやそこらのソシャゲーなどとは決定的に違う点だ。

 

「我々のゲームはすでに完成されている。有料で余計なものを付け足す必要はない。もし付け足すなら、新作を出そう」

という信念を、ゲーフリは持っている。

頻繁にバランス調整のアップデートをしたら、それは「品格」を落とすだけだ、と今のゲーフリは理解している。

amiiboや有料追加コンテンツでレアポケモン配布も同様だ。

「品格」が落ちればユーザーの信頼を失う。彼らはそれをよく理解しているようだ。

 

しかし実はゲーフリにも闇に手を染めた時期があった。それは第四世代末期から第五世代の時期(2010年ごろ)だ。

あの頃のゲーフリは金の亡者だった。

「ぜったいれいど」を覚えるスイクンを映画の前売り券につけたかと思えば、加速アチャモが3分の1で当たる攻略本ガチャを敢行した。

当時のようなポケットモンスターブラック&ブラックはもうごめんだ。

不毛なガチャゲーが横行する現代だからこそ、ゲーフリは今のスタンスを貫いて欲しい。

やるとしても、劇場でに幻のポケモンを配布するくらいだろう。あれも私は好きじゃない商法だが、まあ一般のレート対戦で得する訳ではないので許せている。

 

 話が逸れてしまったが、品格以外にも頻繁なバランス調整をしない方が良い理由はある。

対戦バランスを調整すれば、プレイヤーが増えるかと言うとそうでもないのだ。

「以前のバランスが気に入っていたのに変わってしまった……」という理由で離れていってしまうプレイヤーを、私はかつてよく見かけた。

 

私自身も、スローライフを送る人間なので、ポケモンのアップデートでバランスを変えないという姿勢は好きだ。

「シャドウバース」のようにコロコロバランスを変えるゲームは、すぐついていけなくなったからね。

あれも最初の頃はとても楽しいゲームだったが、今では賞金額だけが楽しいゲームとなった。 

 

やらないでほしいこと3:現在の対戦ルールの完全撤去

もしポケモン対戦が現在よりも刺激的で、より戦略性に富んでいて、なおかつ初心者にも取っつきやすいものになるのなら歓迎したい。

 

それでも、だ。ポケモンというゲームが20年以上紡いできた歴史を忘れてはならない。

将棋の竜王戦が、来年から将棋ボクシングで争うことになったら誰が楽しいだろうか。

まあそれはそれで、ちょっと楽しそうな気がしてきた。

が、羽生竜王や渡辺棋王がボクシングしたところで品位を貶めるだけである。村田や山中のような素晴らしいボクシングはできず、笑われるだけだ。

 

スイッチ版のポケモンは噂されるようなリアルタイムバトルになって、ポケモンGOのように攻撃をかわせるのかもしれないし、MOVAやタワーディフェンスに近いようなゲームになるかも。

格ゲーのようなゲームは、さすがにポッ拳で十分だが。(追記:アーケード版のポッ拳が終了することは、残念にとらえている)

 

ま、いずれにせよ。

仮にポケモンバトルがまったく質の異なるものになったとしても、今までの対戦システムはなんとか残してほしい。

新しいリアルタイムモードと、従来のクラシックモードに対戦システムを分けるとか。

難しいかもしれないが、20年の歴史と伝統を捨て去るゲーフリではないと信じている。

現行のバトル環境は、20年という時間が作り上げた宝だ。それを失うことがあってはならない。

 

追記:もし、今までのルールに加えてとっつきやすくカジュアルなリアルタイムバトルが遊べるようになったら、歓迎したい。

ただ、反射神経の衰えを感じる者が、上位を目指せるような、歳をとってもガチで遊べるゲームであって欲しいと考えている。

今のeスポーツは、反射神経を求められるものばかりだからね。ポケモンは、将棋や囲碁のような一生遊べるゲームになって欲しい。

 

まとめ

  1. 有料でレアポケモンが貰えるような商法はやめるべき。長期的な利益にはならないし品が下がる。
  2. ポケモンに関して、頻繁なアップデートはすべきではない。しないことによりポケモン自体の「気品」を高め、ユーザーの信頼を得ている。
  3. ポケモン対戦がどんな新しいバトルシステムを採用しようと、絶対に現行のバトルシステムも残さなければならない。

 

 追記:保守的に思えたかもしれないが、私がこれらの事をポケモンに望むのは、ポケモンと一生の付き合いをしたいからである

さらに10年、20年とポケモンコンテンツを続けていくにあたって、目先の利益を追って欲しくないし、続けてきたものは守って欲しいのだ。

そうすれば、やがて全ての世代の人が、本家ビデオゲームのポケモンを遊ぶことだって、夢ではないはずだ。