ニンテンドースイッチで、いくつかのゲームの体験版が遊べることをご存じだろうか?
大抵のゲーム通は知っていると思うが、もしも知らなかったら大きな機会の損失である。
今回はそれらの4つのタイトルにスポットをあて、少しばかりの感想を記しておく。
4つのタイトルとは、
- ポッ拳DX
- オクトパストラベラー
- ぷよぷよテトリスS
- モンスターハンターXX
だ。
ポッ拳DX
ポケモンの格闘ゲーム。
今回初めて遊んでみたが、一般的な格ゲーよりは確かに遊びやすい。複雑なコマンド入力はないようだからだ。
それでも当たり前の話だが、楽しむには慣れが必要。
3D視点から2D視点になったり、サポートポケモンだったり、まあとにかく複雑だ。その分やり込みがいがあるとも言えるだろう。
体験版ではピカチュウと、リザードン、エンペルトが使える。
どうも対戦相手がピカチュウだと、虐待してるようでヤな感じだ。
ただし、大谷育江さんがサトシのピカチュウよりも好戦的で野蛮な風に演じており、「これだけ血気盛んなピカチュウならば、殴られてもしょうがないだろ」と思わせてはくれている。
そして大事なのはコミュニティだろう。もし周りの友人が何人かやっていたら、私もこれを買って対戦しようか、という気分にはなるはず。
ただ、3キャラしか使えず、15回しか対戦をさせてくれないのはいささかケチくさい。
せめて全キャラの半分くらいは使わせてくれてもいいのではないか。3キャラで15回もやらないだろう。
まあ、今のところは私は買う予定はない、アーケード版で練習ならするだろうが。まずはアーケード版をみっちりやってからで良いだろう。
project OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)
昔ながらの2Dドットで、8人の主人公から選べるオープンワールドRPG。
オープンワールドと聞くと、すぐにゼルダBtWやFF15のような対策ゲームを思い浮かべる人もいるかもしれないが、そんな大袈裟なものとは全然違う。
ロマンシング サ・ガや、昔のファイナルファンタジー、聖剣伝説などを思わせる新作タイトルだ。
スーパーファミコン時代にこのゲームが出ていたら、おそらく100万本近く売れていただろう。
ただし現代においては、あくまでインディーズゲームに近い役割を果たすゲームになる。
プレイしているだけで、90年代に帰ったような、レトロな気持ちが味わえ、スマートフォンやインターネットの存在など忘れてしまう。
村人に戦いを挑んだり、誘惑して仲間にするというシステムは面白い。
おじいさんや女の人でも容赦なくボコボコにする主人公は、現代社会のモラルやルールなどから解放された存在であり、自由の象徴だ。ある意味潔い。
まだストーリーはほんの欠片も見せてくれてないので、このオープンワールドでどういう風な物語を紡げるのかという点に期待したい。
また、どうやら価格もフルプライスではないようで、手が出しやすそうではある。
ぷよぷよテトリスS
これは最高に面白かった。体験版だけでがっつり遊べるので、まだDLしていない人は今すぐやった方がいい。
ハッキリ言って、この体験版には2000円の価値がある。安く見積もっても1500円だ。それくらい面白い。
セガは、ニンテンドースイッチを持っている我々に「ただで2000円差し上げますよ」と言ってくれている。まだもらってない人は早く貰いに行こう。
特に「スワップ」モードが最高だ。別にイヤらしい意味じゃないぞ。
まずぷよぷよとテトリス自体が既に完成された落ち物パズルゲームであることは言うまでもない。
その2つのゲームが20秒ごとに交互に遊べるのだ。
この対戦が予想以上に面白く、すごく頭を使った駆け引きが楽しめる。
妨害を喰らうタイミング、喰らわせるタイミングがとても重要だ。
ぷよぷよで大量のお邪魔ぷよを降らされると取り返しがつかないので、時間稼ぎに徹して余裕のあるテトリスで受けておくなんてことができる。
逆にぷよぷよに切り替わる直前に4列同時消しの「テトリス」を完成させ、大量のお邪魔ぷよを降らせるなんてこともできる。
基本的には、ぷよぷよの方が相手を詰ませやすい。だがテトリスも、余裕をかましているといつの間にか上の方まで着てたりするので、一瞬とも気が抜けない。
20秒ごとに細かく切り替わるので、論理思考だけでなく短期記憶がすごく刺激されて、「今ぷよぷよどうなってるんだっけか!?」と気持ち良い程脳を使っていると実感できる。
また、 セガはポッ拳DXのように、3キャラで15回だけとかケチなことはしない。2モード全キャラが使え、何回でも遊ぶことができる。だからこそ私は、体験版だけで2000円の価値があると言った。
ぜひ体験版だけでもやってみてほしいゲームである。
モンスターハンターXXスイッチ版
こちらの記事参照。私はいまだに購入には至っていないが、モンスターハンター:ワールドには期待している。
このゲームは良くも悪くも、今までのモンハンプレイヤー向け、である。新規が参入しづらいタイトルであると考えている。