複数の準伝がほしければGTS厳選しかない。
今回の記事では若干あくどい内容を扱っている。もし貴方が聖者、あるいはそれに準ずる清廉潔白な心の持ち主ならば、読むべきではないかもしれない。
もっとも、ポケモンというのは「より相手を困らせた方が勝つ」ゲームであるので、そんな人ばかりではない、と私は信じているが。
さて、この前の記事で私はウルトラサンムーンには3鳥とランドロス、ボルトロス、トルネロスは出るだろうと予想した。
それだけでなく、カプ神やウルトラビーストは登場して当たり前だ。
出なかったら?それはポリゴンショック以上の、ポケモン界最大の事件が起こったということだろう。
それらの準伝説ポケモンを1体入手しただけで満足する人は人間ができているか、対戦勢ではない人だが、対戦をやるうえではついつい「複数の性格で何体か欲しい」と思ってしまうのが人の性というもの。
それはどうすればいいか。不正に手を染めず、金も時間も最低限に準伝を複数入手しようと思ったら、手段は3つだ。
- ライトユーザーの友人にたかる
- GTSで誰かからもらう
- 配布してる目立ちたがりからもらう
このどれかだ。
友人がいない読者には1番目は不可能だろう。いても、そこまで図々しくなれる人もそうはいない。
私は皆さんが友達に恵まれて充実した生活を送っているであろうと信じているが、もしそうでない人でも2を選べば大丈夫だと言いたい。
3は、一般ポケモンを配布しているならまだ分かるが、準伝となるとどいつもこいつも怪しくて、私はとてもおススメできない。
GTS厳選は悪か?
また、前述したようにGTS厳選については良くないイメージを持っている人もいるかもしれない。「子供や初心者から貴重なポケモンを捲き上げている」と言いたいのだろう。
だがそもそも、貴重なポケモンとは人それぞれで異なるものだ。
例えば私はホウオウが要らないと思っているが、対戦など全く興味がない子供や初心者にとっては魅力的なポケモンなのだ。
そういう人たちにホウオウを渡して、私は代わりに彼らからカプ・レヒレをもらう。それの何が問題になるというのだろう。
お金を出し、その対価として商品をもらう。それと何ら変わりないことだ。
そういう意味では、ビジネスの基本を学ぶのにもいい機会である。
ただ、ビジネスの世界には「あくどい大人」がたくさん存在する。同様にGTSでも無茶なレートのディールを持ち掛け、それに騙されてしまう人もいる。
あくどいイメージを持たれがちなのはそのためだ。
まあ、ライト層の子供でもむちゃくちゃなトレードを要求してくる子がいるので、どっちもどっちなのだが。
一瞬のバブルのようなGTS厳選
そんな素晴らしい、ガチ対戦勢とライト層とでWin-Winの関係が築けるGTSである。
が、新作発売から1か月以上もすれば、その関係は終わりを告げる。何故ならRPGというものはどんな大作であっても、発売して1~2ヶ月もすれば、プレイ人口が大きく減るからだ。これは仕方のないことだ。
ポケモンの場合、その1~2ヶ月後のGTSに残るのは、ガチ勢による不毛な準伝交換ループ合戦だ。
いらないと判断した個体をGTSに流し、他のガチ勢がいらないと判断したポケモンと交換される。
そうしてやってきたポケモンは、やはりいらないと判断され、また交換に出される。
これがずっと続く。応仁の乱と同様に不毛で無意味なLose-Loseの関係である。
そこに勝者はおらず、誰も得はしない。
GTSが金鉱となるのは、発売から少しの間だけ。特に発売1か月以内。僅かな期間を逃してはならない。
交換されやすいポケモン
禁止伝説のポケモン
総選挙の順位を踏まえ、対戦に興味がなさそうなお子様やライト層にウケそうな禁止伝説級のポケモンを集めておいてはどうだろうか。
ポケモン総選挙720の順位を参考に、ライト層にも人気がありそうなポケモンをまとめた。
“ポケモン総選挙720”101位以下、720匹分の順位が全発表! - ファミ通.com
総選挙7位:レックウザ
入手可能ソフト:ORAS、HGSS、RSE
手放すのが惜しい度:★★★★☆
大人気、ドラゴンタイプと言ったらこいつだ。メガシンカもするわ、専用技がカッコイイわで文句なし。
ただ、個人的には手放すには惜しい。
総選挙11位:ミュウツー
入手可能ソフト:赤緑青ピカチュウVC、XY、HGSS
手放すのが惜しい度:★★★★☆
昔からの人気ポケモン。初代の頃は本当にみんなの憧れだった。
想い出補正もあり、あまり手放したくない。
総選挙21位:レシラム
入手可能ソフト:ブラック、ホワイト2、オメガルビー
手放すのが惜しい度:★★☆☆☆
禁止伝説解禁ルールでも強くもないため、そんなに手放しても惜しくはない。私はホワイトとブラック2をやっていたので、全く思い入れもない。
唯一、ビジュアル面を評価して★2とした。
その他
- 22位:カイオーガ
- 23位:キュレム
- 26位:イベルタル
- 27位:ギラティナ
- 28位:ルギア
- 29位:グラードン
- 30位:ディアルガ
個人的には、6世代産のキュレム、イベルタル、ディアルガ辺りは手放しても何とも思わない。
レベル100のポケモン
禁止伝説のポケモンも貴重だから手放したくない……。
対戦に縁がない人はレベル100のポケモンが強く、貴重と思っている。まあ実際レベル50よりは100の方が強いので、間違いない。
それに7世代では王冠を即使えるというメリットもある。対戦勢でも欲しい人もいるはずだ。ただし、これはメリットではない。性格一致の準伝を軽々と手放す対戦勢はまずいないからだ。
ともかくレベル100の一般ポケモンならば、割とたやすく準伝説とのディールが成立する。
特にガブリアスやゲッコウガなどカッコよくて強くて、総選挙でも上位のポケモン、後述の通信交換でしか進化できないポケモンをレベル100にして預ければ、交換が成立しやすい。
通信進化、なつき進化のポケモン
例えばハッサムなどだ。誰が見てもカッコいいし、通信交換でしか手に入らない。
もしあなたが子供だったとして、別に好きでもないカプ・レヒレとレベル100ハッサムを交換してくれるという条件が出されたら、直ちに飛びついてしまうだろう。
ルカリオもおススメだ。まず単純に人気もあり、なつき進化なので交換で手っ取り早く入手したいという人も多い。
あとはポリゴン2、マニューラも交換は難しくない。
レベル100ならば、なお良い。
普通のパーティが作れそうな面々だ。
7世代のポケモンで入手が困難な一般ポケモン
さて、ここからは少し悪徳になる。
サンムーンの初期の頃は、ダダリン、ヒドイデの人気が高く、フェローチェかカミツルギとなら交換してもらえることが多々あった。マッシブーンやテッカグヤもいけるかもしれない。
ウルトラサンムーンでは流石に価値も落ちると思うので、ダダリン、ヒドイデ程度でマッシブーン、テッカグヤがかは知らない。
同じことを考えてる人が多くなるので、効率は悪いだろう。
それでも、楽をしたい人はこの辺を孵化させまくって集めておけばいい。
ボールも重要
ガンテツボール、特にラブラブボールやムーンボールに入っているポケモンは交換してもらいやすい、とはよく聞く。
希少性が増せば、入手したくなるのがコレクターの性なのだろう。
正直、どれほどの効果があるのかはわからない。ボールだけではもちろん無理だろう。ムーンボール入りならコラッタやオニスズメでもいいわけではない。私は欲しくない。
ただ、ライバルたちに対する差別化にはなるだろう。前述のポケモン達と組み合わせることにより、有効な手段になりそうだ。