昨年のポケモンGO登場から1年余り。
最近はポケモン世代でないサラリーマンのおじさんしかプレイしていないともっぱらの話題だ。
さてさて、最新作ウルトラサンムーンがもうすぐ発売する時期だが、おじさん達もそろそろ本家のポケモンに興味を持ってきたんじゃないだろうか。
ポケモンGOと本家の違い
ポケモンの数が多い
ポケモンGOでは、現在ポケモンは251種。それでもおじさんには多すぎるかもしれない。
一方本家がその数だったのは15年前まで。現在ポケモンは801種。もしこの数にめまいを感じるとしたら、それは年齢からくる疲れだろう。
この数に魅力を感じるおじさんだけついてきてくれればいい。全部捕まえる必要などないのだから。
育て方が自由
ポケモンGOの育て方と言えば、アメを集めて進化させて、砂で強化していくという非常に単純なものだ。
だがもし貴方がポケモン本家をやると、そのような育成要素は子供だましに見えてしまうかもしれない。
何故ならば、本家ではポケモンは攻撃が高くなるように育てたり、HPや素早さを高くしたり、様々な育て方が可能だからだ。
まあ、これらの要素はストーリー攻略するだけなら知らない人の方が多いのだが。
技も自由
ポケGOでは技が2つだけ、しかも個体固有のもので変えられない。
だが本家ではポケモンは4つの技を覚えることができる。
また「技マシン」という素晴らしいアイテムがあり、そのポケモンに適性がある技ならば覚えさせることも可能だ。
また、もし忘れさせた技を思い出させたくなったなら、ゲーム中の人物にお願いして思い出させてもらうことだってできるのだ。
対戦が複雑
ポケモンGOでは基本、フリックして攻撃するかよけるかでバトルが成り立つ。
本家はもう少し複雑だ。
覚えたタイプ相性の知識は、本家でも多少役に立つ。
みずはほのおに強い、ほのおはくさに強いということは覚えていて損はない。
本家はここに「すばやさ」や「状態異常」や「能力変化」など様々な要素が加わる。
とは言え、安心してほしい。ストーリー中には様々な"レッスン"を受けられ、物語を進めていくうちに自然に知識が身につくのだ。
「他人と戦って勝ちたい」と願わない限りは、ストーリーを通して得た知識さえあれば十分だ。
ちなみに、 ポケモンの捕獲方法は本家もGOも大して変わらない。
やはり本家の方が少々複雑だが、ひたすら性能の良いボールを投げまくるだけだ。
本家がポケモンGOに劣る点
ARでないこと
残念ながら、本家にはポケモンGOのようなリアルマップやカメラ機能と連動したシステムはない。
健康のためにGOをやっている人には、魅力を見出しづらいかもしれない。
単純ではないこと
ポケモンGOの単純なところが好き、というおじさんには本家はやや複雑すぎるかもしれない。
バッハの音楽が好きな人向けではない。
3DSを買う必要があること
これは話題になってたアプリなので、たまたま持ってたスマートフォンにインストールしただけだから!
という言い訳ができない。
完全なゲーム専用ハード、3DSを買う必要がある。これは金銭的にも体面的にも易しい条件とは言えない。
これらの要素を加味すると、いい年齢で冷静な判断力を持ったあなたは、中々本家のポケモンをやってみよう気持ちになれないかもしれない。
だが年齢とともに好奇心まで失ってしまっては、つまらない。
体に鞭を打って新しいことにチャレンジする、それは人生を楽しくする道である。