2018年7月に、このブログが月間30万PVを達成
ありがたいことに、先月当ブログは月間30万PVを達成した。
そこで日ごろの恩義も兼ねて、これからブログを始めようと思っている方のために、どうやって私が30万PVを達成したのかを書いていこう。
それはもう赤裸々にね。
あらかじめ注意しておくが、儲かる話が見たければよそへ行ってくれ。
私もそりゃ儲かるのは好きだが、残念ながら未だここに記せるようなことは何もない。
ブログの読者はどこから来るのか
まず確認しておきたいのが、ここはビデオゲームについて書くブログだということ。
そしてこのブログを訪れる人の99%は検索流入である。たまにtwitterから来る人もいるが、私がSNSを重視していないので、ほとんどいない。
よって今から書くノウハウは、「検索流入をいかに増やすか」というものと、「どうやってモチベーションを維持したか」という話になる。
PV30万になると、なにか変わるか
実は、月間30万PV、1日あたり1万PVというのはブログにとっては大したことのない数字だ。
一説によると、これだけのPVがあれば生活できるとも宇宙旅行ができるとも聞くが、それはよほど精密に市場調査や顧客調査、マネタイズをしたサイトなのだろう。
このようなビデオゲームブログの場合、それは幻想だ。
YouTuberに例えた場合、3万再生くらいの動画が10本あったって「ふーん」くらいにしか思わないはずだ。それと同じだ。
ここからはつまらない事実を記そう。
もちろんブログによって異なるだろうが、私の場合収益だって微々たるものだった。月5万円もない。それは広告が少ないせいもあるだろうが。
この1年間、ブログを通じた友達も1人も増えなかった。
コメントだって受け付けているのに、たったの3回しか書かれたことはない。
しかもそのうち2回は批判的な、全く建設的ではないものだった。
SNSで「いつも見てます」くらいは言われたことあるんじゃないか?
と、想像する人もいるかもしれないが、残念ながらそれもない。
そんなわけで、夢を壊してしまって悪いが、良いこともあった。
自分の作った物が誰かに見られるのは、やはり嬉しいことだ。
明らかに良かった事は、はてなブログの読者が27人もいてくれる事くらいだ。
話したことはないが、きっと素晴らしい方々に違いない。
私は何の人脈も増えなかったが、貴方がブログで30万PVを達成した場合、別に増やそうと思えば増やせるはずだ。(多分)
その点に関しては、ただ私が増やそうと望まなかっただけだと感じている。
どのように検索流入を増やしたか
検索流入を増やしていくのが当ブログのアクセスアップの戦略であった。
しかしこの点は、他のサイトでも散々言及されているので、あんまりオリジナルな意見というのは特にないように思える。
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SEO(検索エンジン最適化)について知りたいなら、Wikipediaを見ているだけでいいかもしれない。
見出しを使うこと
見出しはSEO、ユーザビリティ、どちらの観点からも使用すべきである。
何故なら見やすいからだ。
貴方も今、見出しがあったからここを読んでいるのだろう?
細かい話だが、記事の最初の見出しは<h2>タグを使えだとか<h3>タグを使えだとか言われるが、正直よく分からない。
おそらくはてなの場合、デフォルトの<h3>よりも<h2>タグを使った方がSEO的には正しいのだろう。
が、そんなものを意識しているユーザーがいるとは思えない。分の内容に比べれば些細な違いだ。
また、見出しを意識することは書く側にとっても便利だ。
長い文も細分化され、思考が整理されやすい。
「今はこのことについて書くんだな」と、頭がクリアになるのだ。
検索されやすいキーワードをタイトルや記事中に入れること
検索されやすいキーワードをベースに記事を書くのは、検索流入に頼るブログにとっては最も基本となることだ。
これはどこのサイトに行ってもこう書いてあるだろう。
そして検索されやすいキーワードはタイトルに必ず入れて、記事中でも何度か書く。これだけで、見違えるほどお客さんは来てくれる。
大事なことなのでもう一度書くが、タイトルに読者が調べるであろうキーワードを入れるのだ。
そして入れたからには、読者が満足する内容を記すことを目標にすればいい。
検索キーワードなど一切考えてない記事もあるが、残念ながらそれらは無人島から必死にボトルメールを送っているようなものだ。
そんな記事はお役所からの手紙以上に読まれていないのが現実だ。検索されないことは存在しないことに限りなく等しい。
これが人脈を売りにしているブロガーが書いた記事なら別であろうが。
人脈が全くない当ブログのようなサイトでは、検索エンジンに頼ることになる。
読者がどのような手段で自分のブログにたどり着くのか、をイメージしなければならない。
無人島とショッピングモールの中、もし店を開くとすればどちらが良いだろうか?頻繁に検索されるワードとは、まさにショッピングモールのようなものだ。
おそらく今これを読んでいる貴方も、グーグルかヤフーというショッピングモールのどちらからか来たはずだ。
しかしここでも、検索順位の競争で、企業系サイトに個人が対抗していくのは中々困難なことである。
企業系サイトと真っ向から競い合わないこと
実は企業系のゲーム攻略サイトやwikiに対しては、部分的にある程度対抗することが可能だ。
何故なら、そういうサイトは量を増やすことを優先し、内容が薄っぺらなのが多いのが現状だからだ。
そういうサイトしかなくて困っているであろう読者を助けよう、と発起して書いた記事は、比較的読まれる傾向にある。
ただし、私も奴らとは真っ向から勝負したりはしない。
奴らは強い。生活のために必死だ。なりふり構わない。
企業サイトの薄っぺらな記事が"いつの間にか"更新され、検索順位を上げていることは、よくある。
"偶然にも"その記事が、私が書いた記事とそっくりな内容だったりもする。
そうなれば私のサイトは検索順位が落ち、PVもやる気も低下する。
まともに付き合っていたらブログ運営自体が楽しくなくなるからね。
あくまで自分の楽しみのためにやっていることは忘れてはならない。
(楽しみには、収入だったり自己顕示欲だったりも入る)
1記事2000字以上は書くこと
とにかく文字数は多い方がいい、その方が検索順位が上がる。これはどんなサイトでも唱えられている説である。
おそらくそれはコペルニクスやガリレオにも覆せない事実だ。実際の所、検索上位のサイトでは文字数が多い。
100字くらいしかない文章が、検索上位に来ているのを見たことがないだろう。(画像検索は例外)
ただ2000字という基準は、これは曖昧だ。
まあ私の場合1000字程度じゃ内容が薄くてしょうもない記事になりそうだが、2000字くらい書けるということはそれなりの「伝えたい内容」が頭にある、若しくは「調査してきたもの」があるはずだ、というアバウトな自己分析に基づいている。
実は2000字でも少ない方だ。書きたい内容がしっかりしていれば、1万字になっても全くおかしくはない。
が、私の場合5000字を超えると疲れてきて、「そろそろまとめちゃってもいいかな~」なんて強引にまとめてしまった記事もいくつかあった。
少し散らかっている内容だな、という記事があったらまあそういう事だ。
ここは私の今後の課題としたい。
半年先まで読まれる記事を書くこと
一瞬だけ爆発的に読まれて、2,3日もすれば誰からも読まれないなんて記事もある。
私の場合は任天堂とコロプラの係争なんかがそうだった。
確かにそういう記事ばかり書いて短期的なアクセスを集中させるトレンドブログもあるが、私には合わないな、とつくづく実感した。
刹那的で、虚しい思いをするだけだ。日や月によってアクセス数のバラつきが激しくなってしまうし。
そこで、これもある程度のブログで言及されていることではあるが、「半年先までは読まれる」記事を目指すことにしている。
その結果、そこまでアクセス数にバラつきがなく、基本的に右肩上がりなブログになっている。
とはいえ、30万PVを得た前月は色々なブーストがあった。W杯やポケモン映画公開といったね。
そういうものがない今月は、20万PV止まりの勢いである。
瞬間的にでもアクセス数が伸びると快感が大きい。短期的なトレンドを意識した記事も、やっぱり少しは書いちゃうものだ。
モチベーションを管理するには
ここからはやる気のない私が、いかにしてブログを書き続けてきたかを教えよう。
大丈夫だ。私なんかこれを書きながら寝てるくらいだ。勤勉な君ならもっとできる。
アバウトな目標を複数持つこと
目標も持たずにサイト運営をしている人がいたら、1か月以内に更新を辞めると予知しよう。
目標を立てることはモチベーション管理における基本中の基本だ。
が、「○○までに△△達成!」というような厳密な目標をは立てなかった。
それが性に合わなかったからだ。
私の場合「1年くらいしたら、月30万PVを超えたいな」という目標はボンヤリと持っていて、それを達成できた。
そしてそれを達成してしまった以上、モチベがすっからかんになってはしょうがない。
大目標と小目標とはよく言ったもの。
私は他にも「来年中くらいに、月100万PVを目指す」とか「今月は20万~25万PVを維持できれば十分」とか「収益は○○万あればいい」とか、まあ少し妥協しながらも、目標を持っている。
ただし、ここで焦ってはいけない。
アクセス数など上下して当たり前だし、焦ると質の低い記事を連発することになりかねない。
ブログなんてのは結果が出るのに時間がかかって当たり前、それだけは忘れてはならない。
週2のペースでも続けること
ブログは毎日更新した方がよい。誰もがそう言うし、それはおそらく真実だ。
その分記事も増えるし、更新頻度は検索エンジンからの評価に影響を及ぼすからだ。
だが、まず毎日続けようと息巻いてしまうと、逆に続かないものである。
人の引き出しは無限ではないし、単純に毎日続けることは大変だ。
そこで私は、最悪週2のペースでもよいので、なんとか書き続けることにした。
それでも月間30万PVまではできた。
つまり何も続けないよりは、自分でできる範囲で続けた方がまだマシだということだ。
自分の考え、感情を素直に書くこと
あれこれ迷っているよりも、自分の考えや感じたことを素直に書いた方が、筆が進みやすい。
ここは学会ではないし、大学の講義でもない。
ブログは私の自由な空間で、自分を表現する場所だ。いわば自分の部屋だ。
そこで他者に気を遣い過ぎてどうする?もっと伸び伸びと、楽しくやらなくちゃ意味がないだろう。
もちろん信頼できる情報を載せるようには務めているが、仮に間違えたとしても、後でいくらでも訂正できる。
「私が間違えていた」と一言で済むことだ。それで叩かれたって、気にする必要はない。
また取り繕わず、自分の考えを素直に、正直に書くことは、検索エンジンの上位に表示されることにつながる。
嘘みたいな話だが、自分の意見を素直に書いたことはオリジナルコンテンツとなりやすい。
検索エンジンはこのオリジナル性を高く評価してくれるし、ここでしか見れないものを見た方が読者も楽しいだろうからね。
もちろん、読者を楽しませるためのセンスや構成は身につけなければならない。
まあ、これは「やっていくうちに身につくだろう」と気楽に構えていた方が長続きするだろう。
画像なんて後でいくらでも貼れること
ブログにとって画像は不可欠なものだ。
文字しかない本と、マンガや絵本のどちらが読みやすいのかと同じことだ。
画像がないブログは退屈だ。
それに画像がないとアイキャッチが作れない。(サイト内リンクでタイトルの隣に表示される画像のことだ)
記事から記事の移動をスムーズにするためにも、画像はあった方がいい。
しかしながら、私は記事を書く際に画像に固執するのはしないようにしている。
画像はあった方がいい、絶対にあった方がいいが、無くても記事は書けるし、後でいくらでも貼れる。
あくまで主役はテキストである。
画像が無いから書けない、なんてことをやってたら一生書けない。
とりあえず書いてから画像を用意する。これが私のスタンスだ。
ひどい時は画像を後で貼ろうと思ったまま放置している記事もある。まあ、私が気が向いたときか、余程読まれたら貼る。
ジョークを挟むこと
あまりに堅い文章だと、読者も筆者も退屈になり、やがて寝てしまう。
堅苦しい教授の講義のようにね。
多分これを読んでいる方も、今頃スマホかPCの前で寝落ちしていることだろう。
だから私がどんな悪口を言ってもきっと気がつかないはずだ。「おや、ディスプレイを暗くしたら奇妙な顔が映ってるぞ?」とかね。
もちろんジョークだ。どうやら貴方は今は起きているようだ。
こんな風にくだらない冗談を書くのは自身の健康にも良いし、読者を飽きさせないためにも必要なことだ。
まあ、私が皮肉好きな性格というのもあるのだが。
Twitterのエゴサーチで欲求を満たすこと
さて、あまり触れたくはない真実も話そう。
フィードバックが無ければ、とてもブログなど続けられない。
PV数や収益が増えても、実際の所このブログを読んだ人が何を思ったか、まではGoogleアナリティクスも教えてはくれない。
そこで私は、Twitterでドメイン名で検索をかけて、このブログがシェアされた時の反応をしょっちゅう見ている。
これでフィードバック問題も多少は解決される。
もっとも、このやり方も少なくとも10万PVくらいは無いと全く意味がないし、大抵は時間を無駄にするだけである。
どうしても、という時だけにした方がよい。1週間に3~4回、または1日1回だけにするとか。
恥を忍んで告白すると、私は1日に何度もこれをやってしまい、作業効率を悪くしてしまっていた。
だがこれを書いたからには誓おう。エゴサは1日1回までにすると。
皆さんの前で約束した以上、破ったら……。そうだな、何か考えておくよ。
これは一時的な欲求を満たすだけの手段で 、ブログ運営には直接は役に立たない。
Googleサーチコンソールで検索されたワードを調べた方が、まだ建設的ではある。
まとめ。ブログにとって、あるいはそれ以上に大切なこと
とまあ、このようにして、当ブログは月間30万PVを達成した。
この中でも一番大事なのは、複数目標を持つことだと考えている。
それはつまり、ブログのことばかり考えないということも意味する。
ブログとは、インプットした自分の体験や知識をアウトプットするものだ。
つまりインプットが無ければ絶対に書けない。
無から有は生み出せないのだ。
このインプットの時間こそが、何よりも大事であり、それは「ブログで何を書くか」ばかり考えている時間よりも大切な時間だ。
そのインプットとは、旅行に行くことかもしれないし、本を読むことかもしれない。
あるいは、新しいビデオゲームを遊ぶことだっていい。
このインプットの時間で得られた「自分だけの体験」が、なによりも魅力的なコンテンツの材料になる。
出来れば変わった体験をしたい所だが、同じゲームや本からでも、得られるものは十人十色のものになる。
この自分だけの体験がブログを書く上で最も重要なことだし、人生において重要なことになる。
むしろブログを書かなくてもいい。
ただなにか体験したら、それをアウトプットする場が欲しい人間が世の中にはいる。
それは絵かもしれないし、動画かもしれない。
私にとっては、文字だった。
Twitterでは物足りないのでブログをはじめた。ただ、それだけだ。
単に個人ビジネスがしたいだけなら、何か他の事をやった方が効率がいいだろう。
何かをアウトプットしたい、伝えたい、教えたい。
そんな気持ちが無かったら、ブログを続けることはできなかっただろう。