ポケモン剣盾、出禁を喰らうのはコイツらだ!
ポケモンソードシールドで、よく「リストラ」という表現を見かけるが、これは不正確な表現だ。
本当のリストラはこんなものではない。私の親戚のおじさんは、数十年勤務した会社を突然リストラされ、「お前ら全員絶対ろくな死に方しないからな」という捨てゼリフとともに去ったらしい。その時の悔しさと屈辱は今でも忘れられないという。
ポケモンの場合は、「剣盾には出ない」と言っているだけなのでGOにも出るだろうし、TCGもあるし、ポケモンセンターでグッズも販売されるだろう。
より正確に、「出場停止」とか「期限付き出入り禁止」、「一時的締め出し」とか表現すれば良い。
さて、では出禁になるポケモンを予想していきたいと思う。泣いたり怒ったりする人もいるかもしれないが、我慢してほしい。
ボーマンダ
間違いなく締め出されるだろう。
だって皆さんも、ボーマンダばかりの環境は飽きただろう?
第七世代の覇者。走攻守ハイレベルでスキのない「竜王」だった。
対面、積み、サイクルとあらゆる展開で強かった。
しかし、それでいて簡単に使いこなせるポケモンではなかった。常にバチバチに対策されていたからね。
しかしながらこのドラゴンは、バチバチに対策されても使いたくなる魅力があった。
それは高い種族値故にあらゆる状況に対応可能であり、勝ちやすさよりも負けにくさがあったからだ。
火力、素早さ、耐久をこれ程までに高いレベルで兼ね揃えているポケモンは他にいない。おそらく通常ルールにては、こんなポケモンとは2度と巡り会えないだろう。
そして、強すぎた故、出入り禁止になる。
これもまた、必然のことだ。
ガブリアス
皆さんは覚えているだろうか。はじめてガブリアスを使って、「げきりん」や「じしん」で、対戦相手のポケモンを粉砕した日のことを……:。
または、無謀にも旅パでレート戦に潜り、粉砕された日のことを……。
剣盾では、それもしばらくのお別れになりそうだ。
それも今や昔。そんなガブリアスも、出入り禁止筆頭である。
7世代では、「竜王」の座をボーマンダに譲ったが、それまではずっと彼or彼女が筆頭であった。
そもそも7世代で使いづらくなったのは、「げきりん」が通りづらくなった環境のためだった。 フェアリー達が去ったら、また彼or彼女の天下?
いやいや、そんな回帰主義は森本茂樹氏が許すはずはない。何故なら、彼はガブリアスが嫌いだから。
生粋のマイナーラバーである森本氏は、ガブリアスは「好きではない」と公言している。故にガブリアスも、剣盾ではいったん出入り禁止だろう。
しかもボーマンダやガブリアスにとっては悪いことに、600族の「枠」が次々と埋まっている。ジャラランガ、ヌメルゴン、バンギラスといった具合に。
むしろヌメルゴンやジャラランガにとっては、奴らがガラルに来てもらっては困るのだ。ヌメルゴンなどは今頃必死でゲーフリや各所に根回ししているだろう。
メタグロス
600族の枠が埋まっているから。上の2体と同じ。
やはり走攻守と隙がなく、さらに耐性豊富な鋼タイプ。
積み技、回復技がないのが残念だが、メガメタグロスも、もう現れないかもしれないレベルのポケモンだ。
エアームド
新ポケモンのアーマーガアとキャラが被るから。さらにZワザやメガシンカが無くなることで台頭しそうな受けポケモンだから。
グライオン
以前に比べれば圧倒的な脅威という程でもなくなったが、ポイズンヒールで暴れすぎたし、ハサミギロチンが憎まれ過ぎた。
ラッキー
エアームド、グライオンがいなくなるならば、共にさよならになるだろう。
受けループ構築は、新しい形を迫られることになると予想している。
禁止伝説・準伝説ポケモン・UB達
多分、一体も出なくてもおかしくはない。
カプ神達やランドロスもしばらく会えなくなるのは寂しいね。
とはいえ、彼らが去ることで環境は大きく変わり、新しい時代のポケモンバトルが始まるのも確かだろう。
7世代不遇だったスイクン、ライコウ、エンテイ、そもそも使われていないエムリット、ユクシー、アグノムは出番があっても良さそうだ。
また、新しい伝説のポケモンがやたら強い奴じゃないことを願うよ。
番外・無くなりそうなアイテム
マゴのみ、フィラのみ、バンジのみ、ウイのみ、イアのみ(半分回復木の実、ピンチベリー)
第7世代は、Zワザとその対策アイテム、ピンチベリーの世代でもあった。
発動してしまえば実質耐久が1.5倍になるし、相手の計算を狂わせることもできるアイテムがこれだった。しかも、5体に持たせることができる。
このアイテムが強化されたのはZワザ対策だったことは明らかで、Zワザが無くなる以上、このアイテムも無くなりそうだ。
(後日追記予定)