スーパーマリオメーカー
誰もがスーパーマリオの世界の創造主になれるゲーム。
WiiUソフト表MVPがスプラトゥーンなら、マリオメーカーは陰のMVPだった。3DS版で出したなら、Switchでの登場も待ち焦がれる。
ただ、このゲームはゲームそのものだけで成功したわけではない。
成功の裏には、世界中の天才クリエイターが作った驚くべき様々なステージが遊びつくせない数あることや、難関コースに果敢に挑む実況動画など、インターネットを通じて巨大なコミュニティを形成できたことが大きい。
Switchのオンラインサービスは有料になるので、間違いなくそのコミュニティの規模は縮小してしまう。
また、WiiUのオンラインサービスも、いずれ終わりの時は来る 。そうなったら宝の山のようなステージの数々が、もう遊べなくなってしまう。
それはあまりにも惜しい。黄金の卵を産むガチョウを絞め殺すも同然だ。
そのため、Switch版では、人気のあるステージだけでも移植出来たりすると嬉しい。
さらにニンテンドーオンラインに加入してない人でも一部限定でDL可能、わずかでも投稿可能にするようなサービスがあって欲しい。
マリオストライカーズ
やや過激な内容で、他のマリオシリーズとは一線を画したゲーム。Next Level Gamesというカナダのゲーム会社が制作した。
Wii Uではついに新作が出ることはなかったが、Wii版のDL版が昨年購入可能になっている。
相手の後ろからなぎ倒す、炎で焼く、電撃でシビレさせるなどなんでもありなサッカーゲームで、FIFAのフェアプレー精神などハンマーで叩き壊してしまおうという作品だ。
日本では「イナズマイレブン」という超次元サッカーゲームも人気だったが 、暴力性という意味ではイナイレ以上である。
それを歴史とブランドのあるマリオシリーズで出したのだから、驚きだ。
おそらく、このゲームはサッカーに明るくないカナダ人だから作れたのだろう。彼らはアイスホッケーばかり見ているため、サッカーのボディコンタクトはぬるいと感じていたに違いない。
実際このゲームはスローインがなくボールが壁に反射するなど、アイスホッケーのルールに近い。
大乱闘スマッシュブラザーズ
あえて書くまでもないかとも思ったが、改めての新作に期待したい。
3DS版、WiiU版とも悪いゲームではなかった。
なかったが、正直夢中になってやっていた64版やGC版程の魅力は感じなかった。
単に私がトシを取って、飽きが来たということなのかもしれない。もちろん、それもあるだろう。
だがこのゲーム自体、Wii版、WiiU/3DS版と、革新的なポイントがなかったのも事実だ。
キャラのネームバリューは初代よりもずっと豪華になった。だが肝心のゲーム内容は、GC版からほとんど変わっていない。
私の見解を言えば、初代スマブラは対戦アクション界・格闘ゲーム界における革命児で、美しく芸術的で、神々しさまであった。
GC版は、ゲームとして完成されていた。
だがWii版、WiiU/3DS版は、一般的な格闘ゲーム並みの進化を遂げたに過ぎなかった。
Switchでの新作が、 かつてのような感動をもたらしてくれるゲームになることを願っている。
カスタムロボ
これまでに5作のシリーズ作品が出ている。
最新作が出たのは、2006年のDSで、もうだいぶ昔のことだ。10年以上音沙汰無しでは、もはや新作は絶望的のようにも思えるが、昨年WiiUでバーチャルコンソールが出たので、まだ不可能ではないと思っている。
このゲームを制作していたノイズだってまだ生きている。
このゲームの特徴は、何と言っても対戦ゲームなのに最初の敷居が低いことだ。
これはSwitchの起動が早く、手軽に始められるという特性にマッチしている。
オンライン対戦が当たり前になった現代で、改めてこのゲームを遊んでみたい。
現代ではスプラトゥーンという素晴らしいゲームもあるが、これは個人戦で特徴が異なる。当時の操作法を再現すればARMSよりも、操作は簡単で遊びやすくなるだろう。
カービィのエアライド
ツイッターなどで続編を求める声をよく見たので、私も思い出した。
エアライド自体は、マリオカートとそんなに差はない。
ただし、このゲームで特に楽しいのは「ウエライド」という俯瞰目線のレースモードだ。
このモードは今ライバルとどのくらいの差がついてるか一目で分かるため、レーサーとレースの観客の気分が同時に味わえるのだ。こんなレースゲームは他になかった。しかも操作が非常にシンプルで遊びやすい。
これはマリオカートにはない独自の要素であり、抜きつ抜かれつのデッドヒートが楽しめるという点でも、マリオカート以上の興奮があった。
もしそれが今の時代、オンライン対戦で遊べたのなら?そうなれば、我々プレイヤーは他では味わえない幸福をしゃぶりつくすことができるはずだ。