やすおかのポケモンなどブログ

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DAZN(ダ・ゾーン)がUEFAチャンピオンズリーグの放映権を独占!スカパーの語る「テレビの未来」は完全敗北か。

 

 

ゲーム系で書くネタに困っているわけではない。

嘘だ。少し困っていた。(仮)なので何を書いてもおかしくないブログになるかもしれない。

しかしそれにしても驚きのニュースだった。今年Jリーグの放映権をスカパーから奪取したDAZNが。今度はUEFAチャンピオンズリーグ(以下UCL)及びヨーロッパリーグ(以下EL)の独占放映権を獲得したという。

 

media.dazn.com

日本人でELを見たい人はよほどの物好きだが、UCLは世界のスター選手とビッグクラブが一堂に会する、欧州のナンバーワンを決める大会であると同時に、正真正銘世界一のサッカーの大会だ。

 

サッカーに明るくない人はFIFAクラブワールドカップ(以下CWC)がクラブの世界一決定戦じゃないのか?と思う人もいるだろう。

一応"建前"ではそうなっている。だが現在世界中のほとんどのトッププレイヤーは、高額な年俸がもらえる欧州のビッグクラブに所属している。

具体例を挙げるとアルゼンチンのメッシ、ブラジルのネイマールウルグアイルイス・スアレスという南米のトップ選手らががスペインのFCバルセロナでプレーしている。

 

つまり欧州の最高カテゴリーの大会であるUCLこそが事実上の世界最高レベルの戦いなのだ。そういうわけでCWCはUCLの覇者から見たら「おまけイベント」程度に捉えられがちだ。

話は変わるが昨年12月のCWC決勝でレアル・マドリー鹿島アントラーズがいい勝負になったのは、レアルがCWCを「おまけイベント」と考えていたのに対し、鹿島が「世界最高峰の相手に挑める晴れ舞台」と考えていたモチベーションの差のが大きかった。

 

話を戻すと、サッカーの世界ではナショナルチームの同士のワールドカップ(以下W杯)が異常なくらい人気があるが、UCLもそれに匹敵するほどの大イベントなのだ。

しかもクラブチームでいつも一緒に練習してる選手同士だから、連携の練度が高くW杯よりもハイレベルな試合が見られる。

4年に1度のW杯と違い、毎年見られるのも大きな魅力だ。

 

で、そんなW杯やオリンピックに匹敵する大人気コンテンツのため、放映権がバカ高い。詳しくは明かされていないのだが年々高くなっているらしい。

イングランド・プレミアリーグの放映権が20年で7倍になっているので、CLはそれ以上かもしれない。

そろそろスカパーも払えなくなるのではないか、とは以前から言われていた。

現に以前はフジテレビでも深夜帯にグループステージから生放送をやっていたが、今は放送枠が減少し生放送は決勝戦だけになってしまった。

 

そして日本でのCL放送は来年・再来年に新たな局面を迎える。この度のDAZNの動向で、2019年からはフジテレビでは決勝戦すら放送せず、全試合放送していたスカパーは2018年から何一つ放送できなくなる。

スカパーは宣伝で、堺雅人が「テレビの未来」の話を盛んにしていた。

しかしJリーグとCLが放送できないようでは、スカパーのサッカー中継には何の未来も感じない。

気に入ろうが気に入るまいが、日本のサッカー放映の未来はDAZNに託された。