E3の任天堂の発表など大したことない……。と思ったら、大したことあった。
マリオオデッセイは予想以上に感動を与えてくれるゲームになりそうだし、スイッチでのポケモン新作まで制作が発表された。 ニンテンドースイッチ元年は予想以上に期待できる年になった。
そんな中、個人的には最近遊んでいるRocket League(ロケットリーグ)がニンテンドースイッチに移植されるのは嬉しい驚きだった。
日本ではまだ知らない人も多いので、今日はロケットリーグについて紹介しよう。
簡単に言えば「クルマでサッカーをするゲーム」だ。
- クルマとは思わない方が良いし、サッカーとは思わない方が良い
- ゲームの特徴
- 慣れるまではストレス
- 慣れるか、同レベル帯の人とやれば楽しい。
- 多彩なモード
- 多彩なカスタマイズ。だが実は性能差は?
- プロ選手の動画
クルマとは思わない方が良いし、サッカーとは思わない方が良い
先ほど言ったように、このゲームは「クルマでサッカーをするゲーム」と説明することができる。
確かに簡単に説明すると間違いではない。
しかし現実のクルマが好きな人向け、サッカーが好きな人向けか、と言われると言葉に窮する。
私はサッカー好きでクルマもそこそこ好きだから、きっとこのゲームも楽しめるだろう、と最初は思っていた。
が、そんなモチベーションで挑むと間違いなく「なんだこれは」という気分になると断言する。
ロケットリーグは、リアル志向のレースゲームともサッカーゲームとも異なるものだ。これはロケットリーグというゲームなんだ、と認識を持ってほしい。
またTop Gearが好きな人は、かつてジェームズ・メイとリチャード・ハモンドがトヨタ車でやっていた"Car Football"みたいなものかなと思う人もいるだろう。
これは実際のクルマでサッカーをやってみた企画である。このように本物のクルマでサッカーをするのは不可能ではない。
ただし、お互いに衝突しあって1試合終わる頃には数台の車が全部ボコボコになる。もしこの記事を読んでいる貴方がいつでも廃棄できる車を10数台持っているなら話は別だが、現実的に遊べるスポーツではない。
だがロケットリーグなら2000円とハード代があれば十分遊べる。
ロケットリーグはおそらくこの企画からインスパイアされたのではないかとは思う。
しかし、実際にプレイするとこれともかなり受ける印象は異なる。多少似ている部分もあるが、という程度だ。
ゲームの特徴
どういう点が実際の車を使った"Car Football"と違うのか、を挙げていけばゲームのイメージも掴みやすくなるはずだ。
- ボールがとてもよく弾む。このため空中戦がメインになる。
- クルマが大ジャンプできる。2段ジャンプや空中ローリングも。
- 壁を走ることができる。
- ブースト機能がある。
- 他のクルマを破壊できる。ただしリスポーンはする。
- ジャンプ、ローリング、ブーストを組み合わせて空中をロケットのように飛ぶことができる。ただし非常に難易度が高い技。
- そもそも本物の自動車ではなく ラジコンカーという設定
特にボールが弾み過ぎるのではないか、と最初は思う。サッカーボールというよりはゴムまりやピンボールに近い。最初はとにかく操作に慣れるのに苦しむことになるだろう。
慣れるまではストレス
私も最初の5分ほどは安くてユニークなゲームだと思ってプレイしてしたが、ものの30分ほどであまりにもボールが弾み過ぎて、触ることすら難しいと気づいた。
言っておくが、いきなりオンラインプレイなんかに挑戦すると、本当に全くボールに触れない。運動音痴な人は体育の時間にサッカーやバスケットボールをやった時のこと思い出してほしい。
また外国人が多いので時に煽り合いがすさまじい。下手したらチャットやボイスチャットで文句を言われることもある。(英語で)
おそらくストレスだけを感じてプレイするのが嫌になるかもしれない。
私も最初は慣れるとつまらない一発ネタのゲームなのかと思った。リアルなサッカーや車を予想していたので、そのギャップにも苦しんだ。
だが少し辛抱してほしい。まず頭の中にあるリアルなサッカーや車のイメージは消し去ろう。1度プレイしてから1日くらい経つとちょうど良い。
このゲームはリアルのクルマやサッカーを再現したゲームではないのだ。弾みまくるボールをブーストで追い回し、回転ジャンプしてボールを弾きあうのが基本らしい。
そして上級者になると、壁を走りながらボールを弾いたり、ロケット噴射で空中移動しながらより高い位置のボールに触れるようになる。
この空中制御は激ムズなので、最初はジャンプでボールを弾くのだけできれば十分だ。
大変役立つ参考動画
慣れるか、同レベル帯の人とやれば楽しい。
最初はオフラインでCPUと対戦するか、親しい人同士でやるのがいいだろう。
間違ってもオンラインの野良に行ってはいけない。始めたばかりの貴方はようやく歩けるようになったばかりの赤ちゃん、もしくは杖を突いた老人である。
そんな状態で20代の若者とサッカーをしなければならないとしたら、悲惨な結果になるのは目に見えている。
だが始めたばかりの人同士なら、そんな問題は起こらない。
そりゃ上手い人からから見れば、今にも転びそうな老人がアイスホッケーをしているのと同じように見えるだろうが。
多彩なモード
なんとロケットリーグはサッカーだけのゲームではない。
アイスホッケーもできるし、バスケットボールもできるし、ボールで壁をぶっ壊すよくわからないモードでも遊べる。
さらに対戦人数は1対1~4対4まで遊べ、幅広い。基本は3対3らしいが私は4対4が好みだ。ごちゃごちゃしていて勝ち負けが割と運任せになりやすいからだ。
多彩なカスタマイズ。だが実は性能差は?
クルマもたくさんの種類から選ぶことができる。私はランボルギーニ・アヴェンタドール"っぽい"クルマがお気に入りで使っている。
他にもいかにもラジコンっぽいバギーや、バン、SUVっぽい車などたくさんの種類がある。
また装飾用のアイテムが試合ごとにドロップし、コレクション要素もある。各国の国旗を掲げることもできるので、国粋主義者にもおススメだ。
しかし実はマリオカートのようにクルマによって最高速が速いとか、加速が良いとか、ステアリング性能が高いとかは、無い。
ただ縦に高いクルマと横に平べったいクルマがあり、当たり判定が異なる。
プロ選手の動画
このロケットリーグは海外ではe Sportsとしても中々に人気で、プロ選手もいる。まず絶対に真似できないし参考にもならないが、とりあえずこんな感じかという雰囲気が伝わればうれしい。