やっさんのポケモンブログ(仮)

ポケモンの記事を書くと見せかけていろんなゲームの記事を書いてます。ポケモンは対戦派ですが、一番重要なのは楽しむこと。

銀星将棋 強天怒闘風雷神のレビュー【ニンテンドースイッチ】

 

今日はあまりおススメできないゲームについて紹介しよう。

今回私が紹介するのはNintendo Switchの「銀星将棋 強天怒闘風雷神」。いわゆる将棋ゲームだ。DL専売で価格は税込み1200円。

www.silverstar.co.jp

 

買った理由はひどく単純でNintendo Switchで将棋ができたら面白いかも」だった。

ニンテンドーIDと残高を連結させて、余っていたお金を何かに使おうと思ったから、というのもある。

が、買ってすぐに「1200円で食事にでも行った方がマシだったかも」という気分になった。

 

私は「将棋ウォーズ」で1級程度の棋力である。まあ初心者に毛が生えた程度のレベルだ。

そして今や、PCで2016年「世界コンピューター将棋選手権」で2位になった「技巧」を無料でできる、という素晴らしい環境が整っている。

さてスマホやPCはもっている私ではあるが、タブレットは持っていない。ならばSwitchをタブレット代わりにしてデジタル将棋盤のような使い方ができれば、と考えていたのだが……。

 

以下にこのゲームの特徴を挙げていこう。

 

 

タッチ操作ができない

まずこれが致命的だった。「将棋ウォーズ」のタッチ操作に慣れていたので、タッチパネル対応のスイッチで発売されるソフトならば、当然タッチ操作が当然搭載されていると信じていた。

が、そのような考えは「東京に住んでいるから金持ちだろう」「大阪人だからやかましいだろう」と思うのと同じくらい浅はかな偏見だった。

このソフトはコントローラーでしか操作できない。よって電子将棋盤として使うのはやや無理がある。

 

しかも操作性はお世辞にも良いとは言えない。スティック操作はスティックの感度が良すぎてよく誤操作を招きやすい。左側の△ボタンで方向操作することもできるがそれも若干ストレスを感じる。

せめて十字キーがあれば、と思うが、残念なことにNSに十字キーはない。

 

おそらく、この開発チームはほとんど、あるいは全くスイッチ実機を使ったテストプレイをおこなっていない。

サードパーティが出した初期のソフトにありがちな悲劇と言えるだろう。

 

一応擁護もしておくと、片手で操作することはできる。片手でゲームを操作しながら、もう一方の手でスマートフォンや本を読みながら棋譜並べと、言うこともできなくはない。

まあ棋譜並べがやりたいなら、私は別のタブレット端末を使うことをおススメするが。ついでに言うと、詰将棋モードもない。

 

形成判断グラフがお粗末。3つの見せてくれないこと

このゲームには評価関数によって現局面がどちらが有利かを示してくれるシステムがある。

このような関数は今ではプロ棋士のタイトル戦でも見ることができ、将棋ファンの間ではお馴染みのものだ。

PCがあれば、誰でも無料ソフトで高精度な評価関数を見ることができる。さすが21世紀の2017年、昔のSFに出てくる時代である。

そんな中、今を時めく最新のゲームハードで1200円で発売しているこのゲームはと言うと……。

 数字を見せてくれない

 

 このように、評価グラフは表示されるが数字を見ることはできない。もしかしたらこのソフトは、グラフを理解することはできるが数字の概念が分からないのだろうか。

そのような"レアな"ソフトを開発したのなら開発陣は誇るべきだと思う。そうでないなら、なぜ数字を表示してくれないのか理解に苦しむ。数字に村を焼かれたのかもしれない。

グラフ表示中盤面を見せてくれない

問題はそれだけではない。

この評価グラフが表示されている間、盤面が一切見れないのだ。アマチュア級位者にとって、盤面なしで何手目が良かった、悪かったと言われても中々脳内で再生することは難しい。

もしかしたらグラフが指している盤面を思い出し、必死で頭に浮かべようとすることで、棋力向上につながるのかもしれないが。

そこまでしてユーザーの棋力向上に努めてくれるのだとしたら、これが真の"ユーザーフレンドリー”なのかもしれない。

開発陣はおそらくスイッチのタブレットでは小さすぎてグラフと盤面を同時に表示させるのが難しいと判断したのだろう。3DS版を買っていればこんな悲劇は起こらなかったはずだ。

人間対人間の棋譜の評価グラフを見せてくれない

そしてこの後、さらに驚くべきことを発見した。

入力した棋譜をロードして、その棋譜の評価グラフを見ようとすると、何度ボタンを押しても反応しないのだ。私は最初、一応ボタンの故障を疑ったが、ニュース視聴や他のゲームでは機能したので、私はホッと一息をついた。

そこで別の棋譜を見てみると、今度は見ることができた。いったいこの違いは何なのか。

それはファイル名を見たら気がついた。このソフトは広瀬章人八段、もしくは鈴木大介九段が嫌いで、頑なに二人の棋譜の評価グラフを出してくれなかったのである。

もちろん冗談だ。このソフトは棋譜を入力している時ならまだしも、それをあとからローディングすると評価グラフを出してくれないようなのだ。画面には「Lボタンで評価グラフ」と出ているので、これはバグだ。

まとめ

スイッチ版「銀星将棋」の良い所を挙げようと必死になって探したのだが、中々見つからなかった。今のところ、「Nintendo Switchで遊べる唯一の将棋ゲーム」というのが最大の長所だ。

そうそう、書き忘れたがもちろんオンライン対戦モードもない。

 

これは1200円と言う安価で、スイッチと言うまだ未開の土壌に、WiiU版の一部の機能を移植すればいいだろう、という小規模メーカーの安易な発想から生まれた悲劇的なゲームである。

決して誰かが悪いわけではなく、生まれるべくして生まれたクソゲーだ。まさに安かろう悪かろうというゲームだ。

 

私もこの記事を書いていて少々疲れてしまった。私は悪口を書きたいわけではないのだ。このゲームよりもっと素晴らしいゲームの話をしたい。

タブレットスマートフォンを持っているのなら、将棋ウォーズをおススメする。

無料で同じくらいの人間とオンライン対戦ができる素晴らしいゲームアプリだ。

何しろ日本将棋連盟の公式アプリで、戦法コレクションやデータ分析など、楽しめる要素もたくさんある。

 

shogiwars.heroz.jp